備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

85.堰爪神社(瀬戸内市)

2008-06-16 23:40:56 | Weblog
堰爪神社(ひづめじんじゃ)。
場所:瀬戸内市邑久町福山202。自動車では、JR赤穂線「西大寺」駅前から県道224号線を東へ進み、雄川橋を渡ってすぐ(「雄川橋東詰」交差点)左折(北東へ)、吉井川左岸(東岸)の堤防上、県道464号線(服部射越線)を走る。約1.3km先に小さな丘があり、そこ丘上に鎮座。丘の北側から社殿の裏にある駐車場への道があるが、普段はロープが張ってある。Web魁さんのHPによれば、ロープを外して入ってよいようだ。なお、鳥居は南側にある(社殿も南面)が、堤防下から階段で上るようになっており、そこは道路が狭く、駐車できない。なお、当社の南東にあるJR赤穂線「大富」駅からは、徒歩約1.5km、約20分。
当社も(岡山市東区瀬戸町万富の同名の神社と同じく)、公式には「ひ」の字は土扁に要と書いている。
当社は瀬戸内市にあるが、旧上道郡というのは、吉井川の川筋の移動による、といわれる。なお、総社宮武部宮司の神名帳では当社と断定していないが、これは当社が「堰爪神社」となった際の、やや複雑な経緯にあるものと思われる。当社はもともと八幡宮と称しており、明治になって堰爪神社を相殿としたが、その後、八幡宮が相殿に変更となり、更に八幡宮だけが豊原北島神社(当社の南、直線距離で約1.5km)に合祀されたという。

岡山県神社庁のHP:http://www.okayama-jinjacho.or.jp/cgi-bin/jsearch.cgi?mode=detail&jcode=12015

Web魁さんのHP:http://websakigake.sakura.ne.jp/07-074.html