備前の古社を訪ねる(備前国内神名帳の研究)

備前の由緒ある神社を巡礼する

コラム265.一宮(番外編・蝦夷国・北海道神宮)

2012-01-01 17:43:41 | Weblog
北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)。
場所:北海道札幌市中央区宮ヶ丘474。JR函館本線「札幌」駅の西、約4km。札幌市営地下鉄東西線「円山公園」駅下車、徒歩15分。広い駐車場もある。
江戸時代までは「蝦夷地」と呼ばれていた地が「北海道」と名づけられたのは明治2年。同じ年に、明治天皇の詔により東京で北海道開拓の守護神として「開拓三神」(大国魂神・大那牟遅神・少彦名神)を祀る北海道鎮座祭が挙行された。明治4年には、現在地に社殿が建立され、「札幌神社」となった。昭和39年に、明治天皇を増祀し、社名も「北海道神宮」と改称された。
蝦夷地はアイヌの居住地であり、もとより律令制の国の一宮が存在するはずはない。しかし、その格式(旧・官幣大社)から、「北海道神宮」は、「全国一の宮会」より「蝦夷国新一の宮」に認定されている。


「北海道神宮」公式HP


写真1:「北海道神宮」正面鳥居。北東を向いているのは、ロシアに対する守りの意味があるという。


写真2:広大な森に囲まれた社殿


写真3:境内社「開拓神社」。開拓功労者を祀る。