「妊娠糖尿病」に関するメモ
1,妊娠糖尿病の定義
日本産科婦人科学会では「妊娠糖尿病とは妊娠中に発生したか、または初めて認識された耐糖能低下をいう。」
と定義されています。
2,妊娠糖尿病の原因
妊娠糖尿病の詳しい原因はわかっていませんが、胎盤からインスリンの働きを妨害するホルモンが分泌されるため、血糖値が高くなってしまうと考えられています。
妊娠糖尿病を発症すると、妊娠高血圧症候群や羊水量の異常などが起こりやすくなります。
また、出産後に血糖値が正常に戻っても中高年になって糖尿病を発症しやすくなったりします。
3、妊娠糖尿病の治療
妊娠糖尿病の治療は主に食事療法・運動療法・薬物療法に分かれます。
患者さんがインシュリンを注射することに抵抗感がある事はよくわかります。
医師が妊娠糖尿病の程度によって治療方法を提案してくれるので、指示に従いしっかりと血糖値をコントロールすることが大切です。
4、鍼灸治療が妊娠糖尿病に対して出来ること。
鍼灸から「妊娠糖尿病」に対するアプローチとして考えられるのは鍼灸治療により妊婦さんの受けるストレスを緩和することです。
ストレスは「妊娠糖尿病」の原因の一つと考えられています。
医者の提案する方法で血糖値をコントロールして、運動や鍼灸治療によりストレスを緩和することが「妊娠糖尿病」に有効であると考えます。