壽堂日記１月３日「腎虚症と早老化。」

同級生から年賀状が来ました。近況が書いてあり『５０代なのに７０代に間違われます。』と書かれていました。

大人になってからの肉体年齢は食生活や仕事の内容や病気の有無で大きく変化しますので５０代でも４０代に見える人や７０代に見える人がいても不思議ではありません。

友人は「白髪・薄毛・顔色が煤けた様に黒く・耳が遠く・目が良く見えない。」などの症状があるそうです。

２日に治療道具を携え久しぶりに友人宅へ行きましたが。

脈診・腹診をしたところ「腎虚症」であると判断しました。

「腎」は「先天の精」を貯蔵するところですが、「先天の精」は生まれた時に両親から受け継ぎ増えることはありません。人間は食物から「後天の精」を生成し「先天の精」を補いながら生きる訳ですが。「腎の精」が少なくなると老化が始まります。

「白髪・薄毛・顔色が煤けた様に黒く・耳が遠く・目が良く見えない。」はいずれも「腎」の病症です。

『５０代なのに７０代に間違われます。』ということは、現代では早老化と言えます。

「腎虚症」で鍼灸治療を継続して行えば「年齢相応の体年齢が取り戻せます。」