茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記10月24日「潰瘍性大腸炎の医療講演会に行ってきました。」

2012-10-25 07:06:59 | 日記
潰瘍性大腸炎の医療講演会が開催されたので講演を聴きに行って来ました。
最新の情報を知ることが出来て本当に良い講演でした。

潰瘍性大腸炎は難病疾患とされており、特定疾患に指定されています。

難病疾患は130指定され、その中から特定疾患が56指定されていますが、56の内一番患者数が多いのが潰瘍性大腸炎であり、近年患者数が増えている疾患でもあります。

A元総理がその疾患であったことは良く知られています。画期的新薬「アサコール」で完治したと話題になりましたが、医学的には完治ではなく「寛解」であるらしい。

さらに「寛解」も二段階あり
「臨床的寛解」・・・・臨床症状が出ない状態
「粘膜的寛解」・・・・内視鏡で粘膜を診て異常が見られない状態
の二種類があるとのことでした。
A元総理が党首選に出るとき内視鏡の映像を見せても良いと言いましたが、思うに「粘膜的寛解」の状態にあるのではと考えます。

「アサコール」等の服用を継続することで「粘膜的寛解」の状態をいかに長く維持すると言うのが医学界の最新の流れであり、外国では公式ではないが「寛解」の状態を長く維持した結果完治した例もあるらしいのですが但しこのエビデンスは証明されていない。

私は治療家として「寛解」の状態を長く維持するために西洋医学に東洋医学的な考えに基づき鍼灸治療を併用することは有効であると考えます。

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