茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記25年5月12日「母の日と不妊治療。」

2013-05-13 04:27:54 | 日記
5月12日は「母の日」でしたね。

当院では日曜日は通常しております。

日曜日に多い患者様は「不妊治療」の患者様で、定期的に鍼灸治療を受けることで「妊娠しやすい体を造る。」体質改善を目的としております。

当院で「不妊治療」に用いるのは「積聚治療」と呼ばれる治療方法で、その最大の特徴は腹証によりどの経絡が虚しているのかを判断し、背部を五行に区分して腹証に従い背部兪穴を治療します。

不妊症の原因の多くは「冷え」と「お血」と「ストレス」です。「不妊症」治療を受ける患者様は骨盤腔の中の状態が腹部に投影されますので「お血・冷え」がある場合は臍下や曲骨周囲に圧痛があることが多く「ストレス」がある場合は胸骨季肋部に圧痛があります。

「腹診」の範囲は胸骨季肋部から恥骨結合上際までとなりますが、効果的な治療の為には正確な「腹症」を得ることが重要で「積聚治療」では腹部接触鍼・脈調整後に腹部の触診を行い「証」を決めます。

「積聚治療」は使用する鍼にも特徴があり「積聚鍼」という銀製の先が丸い鍼を用い、皮膚に刺さることはありません。
鍼は軽く皮膚の表面に置くだけです。

それは鍼の効果は刺入れる深度に影響されないという考え方に基づくものです。

この接触鍼という技法で上層の気から徐々に下層の気を動かして「冷え=精気の虚」を取るのが「積聚治療」です。

「不妊治療」を受けてみたいが刺す鍼に抵抗がある方は「刺さない鍼」を使用する当院の「不妊治療」を是非お試しください。


当院は千葉県鍼灸マッツサージ師会会員・積聚会会員の治療院です。
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