茂原市ことぶき堂鍼灸院

茂原市で鍼灸治療院を営んでおります。
東洋医学や日常生活のあれこれを日々綴っています。

壽堂日記12月3日「冷え性の鍼灸治療。」

2012-12-04 06:36:28 | 日記
12月に入り本格的に冷え込んできました。治療院の患者さんに「冷え症」を訴える方が多くなりました。
「冷え症」の方は一般的に虚弱体質で貧血の人、胃腸が弱い人、骨盤内臓器の疾患があるとおこりやすく、骨盤内に充血(お血)があるとこの「冷え」の傾向が助長されます。

東洋医学的に「冷え症」を捉えると、冷えの原因は陽虚・血虚・お血・寒湿などです。
気の温く作用(臓腑器官などの組織を暖め、体温を保持する働き)・血の温養作用が低下する事により、気血の流れが不足し「冷え」となると考えられています。

東洋医学には気の概念があり、真気(正気)の作用の一つが、温く作用(臓腑器官などの組織を暖め、体温を保持する働き)となます。

当院では「冷え症」はまず本治法を用いて治療します。

本治法により治療すると体が温まって来ます。その後に必要に応じて標治法を用いて治療します。

「冷え症」に対する特効穴もありますが、「気」を補い、「冷え症」を治療するには最初に本治法を行う事が必要です。

当院では冷え性の「骨盤内の充血(お血)」を改善するため「ビワの葉温灸」を併用いたしますが、体を深部から温め、ポカポカして来ると好評です。
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