当院では鍼灸による「不妊治療」を施術しておりますが、妊娠に係る様々な症状も治療しております。
10月に出産予定の方がお見えになり『一週間で逆子を治してほしい。』とのご希望です。
「逆子の灸」として一般的なのは「至陰」の灸です。足の小指の爪の外側に据えるのですが、今回は灸熱緩和紙を使い両足の「至陰」に直接灸で行いました。
お灸を据えると『体が暖まりました、手まで暖かくなりました。身体が冷えていたんですね。』との事でした。
「逆子」の原因は様々ありますが「冷え」が原因の一つではないかと考えられています。
今回は「至陰」の直接灸でしたが、棒灸を使用したり、鍼を刺すこともあります。
また経穴も「至陰」+「三陰交」・「至陰」+「足三里」あるいは「至陰」+「三陰交」+「臍返しの灸」などを組み合わせ症状に応じて治療しております。
本当は毎日お灸をするのが良いのですが、通院するのが難しいとい言うので自宅で出来る台座灸をお渡しして、旦那様にして貰う様にお願いしました。