ヤッセンボの七目八目 (By 鈴木ジョージ)

情報・通信の世界に半世紀以上います。擬科学の横行には??です。世情の動きにも切歯扼腕することがあります。

肺と声帯の模型を 再生しました! 世界初の模型・デモです

2020-02-10 13:04:40 | 音・音声・言語
昨年、メインのPCがダウンして、バックアップしなかった資料が無くなりました。

その一つが、肺と声帯の模型の動画です。肺から空気を送り、声帯を振動させるデモです。声帯は、ゴム風船を切り出し、声帯の長さくらいの2枚を突き合わせます。肺は2つの円筒の間の空気を、一定の圧力で送り出します。水圧で10センチくらいの圧力で、音が出ます。声をだすときの、肺の圧力と大体同じです。

世界で、似たような模型を作った人はいません。教育に使いましたが、現役を退くときに、音響学会のポスターセッションで発表しました。
その結果、ポスター賞を受賞しました。普通、この賞は若手がもらうのですが・・

10何年ぶりに、声帯を張り直して動画を撮りました。動画は、https://www.facebook.com/suzuki.jouji にあります。
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「録音した声が変?」 明解な新聞の解説でした!!

2020-01-18 16:15:44 | 音・音声・言語
今日の朝日新聞「サイエンス、Do科学」に、“録音した自分の声はなぜ変なの?”があった。専門とする声の話なので、早速読んだ。明解な解説・図で、よくわかる。

誰が?と見たら、島村徹也さん(埼玉大学教授)の名があった。納得!埼玉大時代、島村先生と研究のグループを組んだ。

声に関して、雑誌・新聞記事や放映がある。ところが、「サイエンス」の数ページにわたる声の話が、半分以上誤っていたことがあった。編集部に手紙を出したが、返事ももらえなかった。

1年ほど前、TVの“でんじろう先生の実験”で、ヘリウム音声の原理の説明が間違っていた。調べたら、Wikipediaでも間違っている。(2019年2月18日記)
これは、コメントしていない。

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回文に敬服! 新聞のコラムで紹介された

2020-01-14 16:28:46 | 音・音声・言語
長年、声と言葉を研究対象にしてきた。言葉の遊びに、回文がある。内容は文学的要素があり、根気の産物?ともいえる。研究の対象にはしなかった。

今朝の朝日新聞「折々のことば」に、森博嗣の回文が紹介された。初見である。
知っている回文の中では傑作である。文としての完成度が高い。

名大の工学部で助教授をされていた。作家として、文字関連でいろいろ業績を上げられている。多彩、多才の方に敬服である。

工学部に席を置いたが、そこから抜けられない自分を反省する!

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代名詞の/ワイ/は、何を意味しますか

2019-11-23 21:56:28 | 音・音声・言語
昨22日朝、TBSで「最近、東京の女子中・高生のあいだでは、自分のことを/ワイ/とよぶようだ」と報じた。街ゆく彼女らにインタービューして、用例を確認した。

この言葉がどこから来たか?関西以西や青森で使われるとか。特に、青森では常用されているとのことで、八戸などでインタービューして確認した。方言の先生は、「/我(ワレ)/から変化した方言と考えられる」。

ワイを聞いたとき、言葉としての違和感はないが、違う語感をもった。育った鹿児島では、ワイは「お前」の意味で、自分のことは/オイ/である。/オイドン/も使われる。

“ワイガトケ、クッデ(君のところへ行くから)”のようになる。/クル/は”行く”である。
方言による差は大きい。幕末、薩摩と松前・津軽の武士の間で話が通ぜず、筆談によったという話もわかる。
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難読の姓 読めた!

2019-03-04 13:37:36 | 音・音声・言語
今朝の番組で、珍しい姓のある地へ行って、読み方・ゆかりを聞く番組があった。日本中で、20-200所帯の珍姓である。

その中で、“塒、造酒”は読めた。前者(ネグラ)は、鳥の巣の意味で知っていた。天保水滸伝では、剣客・平手造酒(ミキ)が出てくる。もっとも、この場合は、名である。紹介されたが、読めない姓は、覚えられなかった。

就職したとき、最初の上司・“村主”は読めなかった。今は、フィギュアスケートの、村主文枝のおかげで、難読ではないようだ。
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大型の漢字クロスワードに 挑戦! 老化防止に役立つ?

2019-02-27 10:33:10 | 音・音声・言語
漢字クロスワードパズル(漢字ナンクロ、漢クロ)に凝っています。空欄に数字があり、数字に固有の漢字をいれて、クロスワードを完成します。一部の数字に、字ではなく黒マスを入れる時もあります(ホワイトナンクロ)。

今回、大型のホワイトナンクロに挑戦しました。100数字あり、そのうち12数字が黒マスです。つめてやると能率が悪いので、時々向かいます。3日かけて、完成!

漢クロをやっていると、漢字と熟語に詳しくなります。漢字の出てくるクイズ番組でも、かなりこたえられます!

老化防止にはいいようです。超高齢者ですが。
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日本で2番目に多いマイ”鈴木”姓 沖縄・鹿児島には無かった!

2019-02-24 09:55:40 | 音・音声・言語
先日の所さんの番組で、沖縄には“鈴木、佐藤”の姓がないと放送されていた。一方、小学校で、“比嘉”が1クラスに10人いる例があった。

沖縄では、土地の名が姓になることが多いためとか。鈴木、佐藤などは、ウチナンチュウの姓だから居ないとのことである。

実は、マイ姓“鈴木”は、小学校6年間を通じて、学内に1人も居なかった。鹿児島である。佐藤も居なかったようだ。その代わり、伊地知、伊集院、海江田、肝付、祁答院・・など、他では聞かない姓がある。

浜松の人が、鈴木は多かったと発言した。父は、愛知の出身で、やはり鈴木が多い。大学で、学籍番号順に実験のグループ分けがあった。わがグループは全員が“鈴木”だった。
全国2番目の姓の威力である。おかげで、3文判の入手で困ることはない。
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「西郷どん」 のわかりにくさ - 鹿児島出身者としての思い

2018-07-22 11:02:20 | 音・音声・言語
「西郷どん」の放送を期に、鹿児島弁の難解さが、ニュースを賑わします。

私は、1951年に、上京しました。以後、東京住まいです。私の鹿児島弁は、そこで止まっています。よく使っていた鹿児島の言葉が、地元でも若い人向けに解説されています。

大学に、ブラジル出身の留学生が来ました。古い言い回しの、丁寧な日本語です。日本語は、おばあさんに習ったとのことでした。

言語時代学では、孤立した言語は百年で10%は変化する説があります。鹿児島は遠方で、他との交流が少なかった。平安時代の言葉が、変化しながら残ったように感じます。500年では、5割変わる?

鹿児島弁を突き詰めていくと、古語が音便?で変化したようです。例:「よかひよいごわしと・・」→(よい日和でございます・・)。それに、アクセントも変化したので、わかりにくい!!

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カッコー の声がする。 目覚ましには早すぎる!!

2018-05-15 16:39:03 | 音・音声・言語
朝、カッコウの声がうるさい。この季節になると、100m以上離れた松林?から聞こえる。隣のアンテナで鳴いていたこともある。
寿命はどのくらいか知らないが、1代ではないだろう。住む場所を相続する?

トリの声を表す言葉は、オノマトペの一種である。多くのなきごえは、言語で異なることが多い。身近な犬、鶏でも同様である。ただ、郭公・カッコウは、英語ではCuckooで、よく似ている。それだけ、声に特徴がるとも言える!
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自動通訳の 競演? オリンピックの余波・・ 研究は先行する・・

2018-02-27 15:33:53 | 音・音声・言語
今日の朝日新聞「天声人語」は、人工知能によるスマホの自動通訳アプリを取り上げている。日―韓を扱い、グーグル翻訳と、情報通信研究機構NICTのボイストラを比較している。
易しい文では、訳に差がない。難しい文では、差があり人には代われそうもないとか。グーグルは早くて語彙が豊富、ボイストラは構文解析がいいようである。
東京オリンピックの頃には、実用の範囲が広がる事を期待する。

60年近く前、筆者はNICTの前身・郵政省電波研究所に居た。電子式・音声合成実験を行い、続いて母音・数字語の認識装置を作った。計算機が、試用され始めた時代である。

両者とも、日本初の研究として、論文誌に掲載された。しかし、学会にも、世間にも認められることはなかった。一つには、“電波を主に研究する研究所が、変わったことをしている”、である。
“電波研究所”が、「通信総合研究所」へ、更に「情報通信研究機構」となり、通信の高速化、セキュリティから自動通訳・・を扱っている。今昔の感に堪えない。

研究は、数年から十年、二十年先を見て行うモノである。4年で研究者のクビを切るようでは、大きな仕事はできない。

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戌年です 戌が”犬”になったのは江戸時代とか! その声は各国で違います!

2018-01-05 16:43:05 | 音・音声・言語
5日、TBSの朝の番組・林修先生の「ことば検定」は、戌年を扱っていた。12支は、農作物の生育を表す語だった。江戸時代に、動物に置き換えられ、戊が犬になった。知らなかった。

過去の日本では、犬の声をどう表わしたか?3択の質問は、①びよびよ、②ばうばう、③ねうねう、である。

正解は、“びよびよ”だった(狂言記の記述による)。江戸時代後期に、“ワンワン”になったらしい。

動物の声や自然音、動作音を表現する「オノマトペ」を、調べたことがある。犬の声も、各言語で異なる。代表的なものを表にする。

日本でも、方言で違うかもしれない。戦後、鹿児島の鹿屋に住んだが、犬の声はワンワンではなく、“ごっ、ごっ”だった。

各言語の犬のオノマトペで、どれが音響的特徴を表しているか、分析した。スペクトログラムを示すが、私の声と、代表的な犬の鳴き声である。、“ごっ”の方が、少し似ている?

結論は、似た特徴を表す言語はない!である。オノマトペには、文化、社会、歴史的背景がある。また、どのような声(遠吠え、甘え・・)を取り上げるかで違ってしまうようだ。

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クチビルを読んで 話が分かる! 分からない?

2017-08-08 16:03:38 | 音・音声・言語
8月5日にテレビ朝日系で放送された『キリトルTV』内のことである。読心術で、マウンドなど、遠くで話した内容を紹介したが、その正否で揉めている。

読唇の出来る人でも、単語だけ話されたら、「漫才」・「バンザイ」・「パン材」、「団子」・「タンゴ」・「単語」・「端午」・「喃語」・の区別はできない。文脈や、何を話題にしているかで推定する。その能力はすごい。しかし、簡単な文・表現を完全に理解するのは難しいだろう。

調音点が同じ語は、有声音/無声音/鼻音の差は外からは分からない。アクセントの違いも、わからない。
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「ラーフル」 を知っていますか?

2017-08-05 19:52:04 | 音・音声・言語
今日、5日の朝日新聞Beに、辞書編集者・飯間浩明さんのコラムがあった。ユニークな方言の例として、「ラーフル」を取り上げている。
高校まで、鹿児島で過ごしたので、黒板拭きは「ラーフル」だった。東京に出て、通用しないことを知った。
鹿児島と宮崎で使われるようだ。黒板拭きより、よほど言いやすいのだが!

2年ほど前、学芸大の教室で、実験の展示をしたとき、高校生のスタッフに、「そこのラーフル取って」と言った。生徒はきょとんとしていた。

教師生活は長いが、自分で消すので、特に言葉で指示することはない。初使用??
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世界語になった”日本語” 新たに加えるのは、「**」

2017-05-18 10:06:09 | 音・音声・言語
50年前、渡米したとき、通じる日本語は少なかった。
「Judo、すき焼き、照り焼き、Tofu」 ぐらいだろうか。
今は、カラオケ、盆栽、ツナミ、忍者、漫画、おたく、改善、過労死、残業・・と数え切れない。
五輪招致の時から、 「おもてなし」を押している。ここに、加えるべき言葉が生じた。「忖度(そんたく)」である。
これを訳すのは難しい。そのまま受け取ってもらいたい。

日本は、今「そんたく」で動いている。「忖度」の対象は、アベさんである!
米だと、トランプ大統領?
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読めますか 「穴め込む・・」

2016-04-12 15:19:22 | 音・音声・言語
スーパーのベンチで、一服しました。目の前に、ペットボトルの自動回収機があります。これに、どう読んでいいかわからない説明文がありました。

案内表示・説明で、誤字や、送りがなが違うことはあります。しかし、この場合は、音・訓や過去の知識では読めません。書いた人は、投入するの意味で書いたのでしょうが。

穴に入れるから、「穴め込む」になった?

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