ヤッセンボの七目八目 (By 鈴木ジョージ)

情報・通信の世界に半世紀以上います。擬科学の横行には??です。世情の動きにも切歯扼腕することがあります。

下を向いて 歩こう

2008-05-04 11:04:01 | 日本は自信を持とう
・ 政治、生活に不満の多い日常です。しかし、日本はそれほど悪くない?
“いい国である“の視点で、行きますか。

1 失業率 : 日本は3.8%、アメリカ;5%、イタリア;6%、独仏;7%、・・イラク;20%・・

2 インフレ率 : 日本は-だったが、今の予想は1%、アメリカ;2-3%、EU;2.6%、中国;8%、・・ジンバブエ;10万%

3 ガソリンの価格: 日本;160円、EU;180-190円、韓国; 200円・・

4 平均収入: 日本;35,620ドル、アメリカ;34,100ドル、ロシア;1,660ドル、中国;840ドル・・

5 1人当たりのGDP: 日本;31,267ドル、米;30,386ドル、独;29.461ドル、韓国;22,029ドル・・・
・・
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アニメは世界をリードしている 日本は自信を持とう 6

2008-03-17 17:19:23 | 日本は自信を持とう
ディズニーが、日本でアニメの製作にあたると発表しました。今、日本のアニメ、マンガは世界に進出しています。

宮崎駿さんの作品だけでなく、多くの作品が浸透しています。昨年秋、スペイン・ポルトガル旅行をしました。朝、どこでも日本のアニメを放映しています。多いところでは、3チャンネルが同時に日本のアニメでした。

10年くらい前です。ポーランドの女性教授が来日しました。お嬢さんのお土産のリクエストは、「セーラームーン」のフィギュアでした。日本では、過去のアニメなので、探すのに苦労したようです。

日本のアニメやマンガを理解するために、日本語を勉強するオタクも多いとのことです。
かつてのディズニーのような大作は、各国とも多くはないですね。TV向きの作品では、日本は他を抜いています。その下地には、マンガ週刊誌が貢献しているでしょう。

かつて、金曜日?に東京駅から電車に乗ったら、ほとんどすべてのサラリーマンが、当日発売の少年マンガ雑誌を開いているのに驚いたことがあります。それから、米国生活を送りましたが、アメリカには日本のような、マンガの週刊総合誌がないことに気が付きました。

多くのマンガ家が、排出しています。したがって、アニメのコンテンツは、日本は極めて豊富です。若い人にも、マンガ好き、アニメ好きは多いし、情報系の学生に、アニメ、ゲームのコンテンツ制作に進みたい人が多数います。

ただ、制作コストの切り下げや、きつい勤務も多いようです。豊かな、コンテンツと、それを生かす技術は他を抜いています。
マーケットは世界です。もう少し、丁寧な作りと、作者、制作に関わる人が潤う体制を望みます。

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日本は人材の宝庫である 日本は自信を持とう 5

2008-02-28 16:50:05 | 日本は自信を持とう
日本は人材の宝庫である ただ、使い方は下手である

その昔、今からみると古典的、徒弟制度だったかもしれない。職人、商人など、技術や商人の道を伝え、次世代へ渡していた。農民などは、小作が多かったが、勤勉に働いた。

最近、時代は変化したが、基本的に日本人の平均的なパワーは保たれていると思う。その道のプロは多い。

1時代、2時代前は、年功序列がプロの力を減殺したきらいもある。しかし、最近はグローバル化、コスト減が先行して、プロを大事にしなくなった。かつ、若年層が減っている。一方、給与が高いことを理由に、定年を待たずに放出も盛んである。

過去から見ると、平均寿命が長くなっただけでなく、年配でプロとしてのレベルの高い人は多い。これらを、切り捨てて居るようだ。

一方、働き盛りのとき、むやみに長時間働かせる。心身とも疲れ果てる頃、放出されるのでは、才能のムダ使いである。
IT関係は、初期から縁が深い。高度な技術が必要だが、勤務態勢もきびしい。徹夜に近い勤務の末、それに耐えられなくなると、閑職になるか、放出される。その年代が、30台である。

大学に籍を置いたが、今は、私大も定年制が厳しい。新陳代謝は必要だが、個人差も大きい。米国にいたときの指導教官は、85歳くらいだが、現役である。定年制はなく、本人の意欲があり、周囲も認めればその任にある。

我が国には、会社の都合、組織の方針だけで、その力を出せないポジションが多い。
団塊の世代も退職する。壮年期と同じ処遇の必要はない。自営業だけでなく、その力を利用しない手はないと思うのだが。
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世界で一番詩人の多い国! 日本は自信を持とう 4

2008-02-07 17:46:28 | 日本は自信を持とう
 外国の小説を読んでいると、有名な詩が引用されることが多い。あるいは、主人公が詩を暗唱することがある。また、詩の朗読会が紹介される。

 かつて、漢詩には造詣の深い人がいたし、その知識が教養でもあった。しかし、今の日本では、いわゆる“詩”を引用することは少ない。外国の文化とは違うと思ったが、日本ほど詩人の多い国はないだろう。

 “詩”というと、漢詩や現代詩、歌詞・・いわゆる詩人の作品を指すかもしれない。しかし、和歌、俳句、川柳、狂歌も詩の一種である。その作者は、広義の詩人だろう。
和歌や俳句の同人誌は数多い。新聞にも、その投稿欄がある。寡聞だが、外国の新聞に詩の投稿欄があるだろうか。

 しかも、万葉集や歌集となると、1000年もの歴史がある。しかも、そのころから詩人だけでなく、一般人も詠んだ。漢学の盛んな時代には、漢詩にもチャレンジする人も多かった。

 西欧流の詩人の作を唱え、引用はしないが、和歌、俳句では多くの有名な作品が身に付いている。
また、上手下手は別として、和歌、俳句などをひねった経験は多くの人にある。詩のセンスに関しては、世界に冠たる歴史があり、現在がある。

 一つには、自然を友としてきた、文化、民族性もあるだろう。このような文化、感性は世界に誇れるものである。大切にしたい。
(続く)
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日本の小売り業はきめ細かい 日本は自信を持とう 3

2008-02-05 20:24:27 | 日本は自信を持とう
 日本のデパートの整いかた、品揃えの良さは以前から知られている。米、英、仏、スウェーデン、香港しか知らないが、日本のデパートが優れていることを実感した。

 アメリカで感じることは、店員の数が少ないこと、お客そこのけで雑談にふける人がいることである。アトランタのデパートで、独立したチョコレート売り場に、札が立っていた。“昼食中です。x時に戻ります。買いたい場合は、品物を持って隣の店のレジに行って下さい“。似たような経験は各所である。

コンビニの発祥の地は、アメリカだろう。General Storeの現代版だろうか。1966年、ケンブリッジ(ボストンの河向かう)に住み、ディスカウント ショップ、コンビニの存在を知った。コンビニは、その便利さに驚いた。当時目にして、今も残る名はMini Stopだろうか。

今の日本のコンビニは、品揃え、サービスなど、競争も激しいが多くの利便性を支えている。ミシガン州のEast Lansing (大学のある市)の経験である。Seven Elevenでサンドイッチを買った(1995)。食べようとしたら、チーズサンドからカビが延びていた。品揃えも少ないし、商品管理も怪しい。それより前の1991年に、日本のセブンイレブン(今はイオン)が、元は本家のアメリカSeven Eleven を傘下に収めていた。しかし、日本流には、変わって居なかったようだ。

ただ、アメリカでは、古くからガスステーションが、日本のコンビニに近い役割を果たしている。日本でも、できるようになったが、法規制がこれにストップをかけていた。

スーパーマーケット、ディスカウン トショップ、アウトレット、ショッピングモールなどは、日本のオリジナルではない。しかし、100円ショップは、日本産で、外国で類似の店が出現した。カナダで1$ショップへ行ったが、魅力を感じなかった(2006)。

日本の小売りでは、いろいろな規制が多かった。それが、新しいビジネスを妨げたきらいがある。また、人件費の安い頃の名残か、デパートなどの過剰と思える店員の数は残って居る気がする。この点は、工夫の余地があろう。

 過疎化と、ショッピングセンターなどの発達が、個人商店の減少を招き、シャッター街などを生じている。固定経費が少なく、コミュニケーションのある商店、人のふれあいを感じさせる小売りビジネスを、発案できないだろうか。

 改善、改良でない道を開きたいものである。
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日本は自信を持とう2 中小企業の技術力は高いが?

2008-01-30 22:33:00 | 日本は自信を持とう
中小企業の技術力は高いのだが

中小企業-特に製造業の力量は、日本は極めて高い。大企業でなければ、設備が整えられない分野もある。しかし、各分野の基本的な力は高い。そこには、高度な技術力、創意工夫があること、勤勉であることも大きい。

最初の発明?が日本ではないものは多い。しかし、国内で輸入された技術が、進化した例はいくらでも挙げられよう。

古くは、陶磁器の技術がある。中国、あるいは朝鮮半島から技術移転?が行われた。しかし、その後の開発で、日本は世界の陶磁器界をリードするまでになった。
鉄砲も、独自の発達を遂げたと言えよう。種子島に伝来したのは、鉄砲そのもので、製造技術ではない。しかし、幾らの時を経ないで、鉄砲を自作できるようになった。このような例は他国では見られない。

工学部に居たので、関連分野しか知識はない。しかし、基本的な技術力、応用力、開発力を備えており、新しい技術にも対応できる。その結果が、質の高い製品に反映される。
しかし、これらの中小企業は、単に一定の製品を安く作るときには、人件費、設備の安価な企業には及ばない。基本的な技術力の差はあっても、製造技術として外へ出てしまうと、価格の面で競争には勝てない。

現状は、開発は日本行い、製造を外国で行う。開発に対して、十分な対価が払われればいいのだが、発注する大企業は、それを削減する。

もちこたえられない中小企業は、社員の削減や、廃業に追い込まれる。技術の継承もなくなってしまう。それが続くと、メーカーとしての中小企業は衰退するだろう。それは、日本全体の工業力にも影を落とす。

一方、他が絶対真似できない、特殊な技術を持つ中小企業もある。しかし、それをすべての企業に期待することはできない。山脈や高原に、ひときわ高いピークがある状態と言えよう。孤島がピークでは、それだけだが、大きな山脈があることが重要である。

せっかくの山脈を、豪雨や開発で壊してしまうと、再建はできない。
(続く)

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日本は自信を持とう! その1

2008-01-28 15:52:06 | 日本は自信を持とう
 先日、太田弘子経済財政・政策大臣は、日本の経済が下向きであるとの、悲観的見通しを述べていた。
 日本はどの方向に向かおうとしているのか、今の政府、野党とも明確ではない。老齢化、年金、ガソリンの暫定税などの当面の処理で、ヤリトリしているだけである。
 将来、どこへ向かうか。前安倍総理は、「美しい国」をかかげた。このような、抽象的な言葉でなく、もっと具体的な方向付けが欲しい。

 世界を見回したとき、過去の時代には及ばないが、日本は「安全な国」である。それに、国民は「勤勉」である。交通機関をはじめ、いろいろなシステムも、正確に動いている。また、規範を守る率も高い。

一部に、働かない公務員、働くことの嫌いな人、楽に稼ごうとする人もいる。しかし、それが、極端に多いわけではない。
明治になった頃を考えよう。機械文明では、西欧に及ばないし、西欧風政治ではなかった。しかし、当時、識字率は世界で一番高かった。計数にも優れていたし、衛生の観念も進んでいた。それらが、西欧風文明に早々に追いついた理由でもある。日本の基本的ベースは高かったが、それは今でも引き継がれていると思う。

「悪しきを捨て、良きをとる」の言葉がある。世界が近くなり、最近は、各国の「いいところ?」を、都合のいいように取り入れている。それが、一部の繁栄をもたらしているが、その反面、多くの貧しい人を産んでいる。かつての、総中流の意識があった日本が、多くの国とおなじ2極化への道を進んでいる。

2極化の激しい国が、本当に力のある国、繁栄する国といえるのか。再考すべきと思う。

(続く)
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