とあるスーパーの店先で菊の花束が沢山展示、発売していた。今どき季節はずれの菊の花を、と思ったとき、古い話で恐縮だが東京オリンピック開催当時のことを思い出したのである。そのときは、何故か日本をイメージするため沢山の菊の花が町中に飾られたのであった。オリンピック開催時は、菊のシーズンではなかったが、菊の花を開催時期に間に合わせるため、昼夜の時間調節をおこなって開花時期を早めたのだそうだ。この菊の花束も、もしかして、昼夜の時間調節をおこなって開花時期を遅くして咲かせたものではないかと思ったのである。
菊(きく)・菊(きく)科。
・学名 Chrysanthemum morifolium
Chrysanthemum : キク属
morifolium : クワ属(Morus)のような葉の
Chrysanthemum(クリサンセマム)は、ギリシャ語の
「chrysos(黄金色)+ anthemon(花)」が語源。
・開花時期は、10/20頃~12/20頃。
・東洋で最も古くからある鑑賞植物らしい。
平安時代に中国から渡来。
改良が重ねられ多くの品種がある。
園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」
などがよく知られる。「マム」=「菊」、とのこと。
(「小菊」「スプレーマム」「ポットマム」の区別が
私にはよくわかりません。「スプレーマム」や
「ポットマム」の名前の看板がついているものは
その名前を、
路地ものなどで看板のないものは「小菊」と
表示したケースがあります。ご了承ください。
どれもきれいな、菊の花です)。
・「きく」は漢名の「菊」を音読みしたもの。
また、「菊」の漢字は、散らばった米を
1ヶ所に集める、の意で、菊の花弁を米に
見立てたもの。
漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、
一年の一番終わりに咲くことから名づけられた。
・大輪の菊はよく菊花展で見かける形で
11月の上、中旬頃が見頃。
菊花展で見られるのは
「厚物(あつもの)→ 大輪もの」と
「管物(くだもの)→ 細い花びら」に分けられる。
・中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、
陰暦の9月9日(重陽の節句)には菊酒を飲み
長寿の祈願をした。これがしだいに日本にも伝わり、
菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する
「重陽の宴」が催されるようになった。
のちに菊は皇室の紋章になり、日本の国花になった。
(日本の国花は、この菊と桜の2つ)
・中国で呼ばれる「四君子(竹、梅、菊、蘭))」
の一つ。水墨画の画材にもよく使われる。
・花の盛りは11月だが、冬になっても「残菊、晩菊」
というサブネームで咲き続ける。これらはだいたい
小菊のことだが、野性味の濃い小菊は寒さには強い。
これらは冬になっても咲いているので「冬菊」とも、
寒気の中で咲いているので「寒菊」とも呼ぶ。
しかし、年を越える頃にはやはり枯れてしまう
→ 「枯れ菊」になる
・ことわざ。「春蘭秋菊倶に廃す可からず」、
(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)。
両者ともにすぐれており捨てがたい、の意。
(季節の花 300から引用)
今日の誕生日の花:ウグイスカグラ 花言葉:未来を見つめる
今日の一句:春浅き木立の上の空のいろ 柴田白葉女
(NHKラジオ深夜便から引用)
菊(きく)・菊(きく)科。
・学名 Chrysanthemum morifolium
Chrysanthemum : キク属
morifolium : クワ属(Morus)のような葉の
Chrysanthemum(クリサンセマム)は、ギリシャ語の
「chrysos(黄金色)+ anthemon(花)」が語源。
・開花時期は、10/20頃~12/20頃。
・東洋で最も古くからある鑑賞植物らしい。
平安時代に中国から渡来。
改良が重ねられ多くの品種がある。
園芸品種としては「スプレーマム」や「ポットマム」
などがよく知られる。「マム」=「菊」、とのこと。
(「小菊」「スプレーマム」「ポットマム」の区別が
私にはよくわかりません。「スプレーマム」や
「ポットマム」の名前の看板がついているものは
その名前を、
路地ものなどで看板のないものは「小菊」と
表示したケースがあります。ご了承ください。
どれもきれいな、菊の花です)。
・「きく」は漢名の「菊」を音読みしたもの。
また、「菊」の漢字は、散らばった米を
1ヶ所に集める、の意で、菊の花弁を米に
見立てたもの。
漢名の「菊」は”究極、最終”を意味し、
一年の一番終わりに咲くことから名づけられた。
・大輪の菊はよく菊花展で見かける形で
11月の上、中旬頃が見頃。
菊花展で見られるのは
「厚物(あつもの)→ 大輪もの」と
「管物(くだもの)→ 細い花びら」に分けられる。
・中国では菊は不老長寿の薬効があるとされ、
陰暦の9月9日(重陽の節句)には菊酒を飲み
長寿の祈願をした。これがしだいに日本にも伝わり、
菊の花を酒に浮かべて飲み花を鑑賞する
「重陽の宴」が催されるようになった。
のちに菊は皇室の紋章になり、日本の国花になった。
(日本の国花は、この菊と桜の2つ)
・中国で呼ばれる「四君子(竹、梅、菊、蘭))」
の一つ。水墨画の画材にもよく使われる。
・花の盛りは11月だが、冬になっても「残菊、晩菊」
というサブネームで咲き続ける。これらはだいたい
小菊のことだが、野性味の濃い小菊は寒さには強い。
これらは冬になっても咲いているので「冬菊」とも、
寒気の中で咲いているので「寒菊」とも呼ぶ。
しかし、年を越える頃にはやはり枯れてしまう
→ 「枯れ菊」になる
・ことわざ。「春蘭秋菊倶に廃す可からず」、
(しゅんらんしゅうぎくともにはいすべからず)。
両者ともにすぐれており捨てがたい、の意。
(季節の花 300から引用)
今日の誕生日の花:ウグイスカグラ 花言葉:未来を見つめる
今日の一句:春浅き木立の上の空のいろ 柴田白葉女
(NHKラジオ深夜便から引用)
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