MVKのいろいろ

残り少ない人生、その楽しい余生のあり方を目下研究中

石榴(ざくろ)の花

2010年06月19日 | Weblog
散歩の道すがら、いま丁度、石榴の花が真っ盛り。この花が、秋になるとザックリと割れていまにも弾けそうになる赤い実がなる石榴になるとは信じがたい。良く見ると、花は八重咲きで、中々豪華な花のようだ。

石榴(ざくろ)・石榴(ざくろ)科。
・学名 Punica granatum(石榴)
Punica : ザクロ属
granatum : 粒状の
Punica(プニカ)は、ラテン語の
「punicus(カルタゴの)」が語源。
ザクロの原産地がカルタゴだったのかも。
カルタゴ → 北アフリカの今のチュニジアあたり

・開花時期は、 6/ 5頃~ 7/20頃。
・西南アジア原産。日本へは10~11世紀頃渡来。
・若葉は赤いのでよく目立つ(4月頃)。
なぜ若葉が赤くなるかは、
紅要黐(べにかなめもち)を見てね。
・漢名の「石榴」の音読み「せきりゅう」が
しだいに変化して「ざくろ」になったらしい。
また、おもしろい説として、原産地近くの
”ザグロブ山”の名前からきた、というのもある。


・実(み)は食べられる。
おもしろい形。不規則に裂けている。
種(たね)が多いことから、アジアでは昔から
子孫繁栄、豊穣のシンボルだった。
また、実を煎じた液でうがいをすると扁桃腺炎に
効き、陰干しした花や実を煎じて飲むと
下痢止めになる。
・実に残る”帽子状”のガクの部分は冠にも似ており
王冠をいただく果物として権威の象徴にもなった。
昔のソロモン王の宮殿の柱頭にはこのザクロが
デザインされたという。
・男性の中にいる唯一の女性のことを「紅一点」と
いうが、これは中国の王安石が石榴の林の中に
咲く花を詠んだ詩から出た言葉。

・「姫石榴(ひめざくろ)」は、花や葉っぱが小さく
花は夏から秋にかけて咲く。


・「鈴なりの 石榴いろづき 埃風の
なかに揺るるよ その赤き実が」 大橋松平

「ざくろの実 いまだ青しと 待ちしより
今日雨にぬるる 大き紅」 佐藤佐太郎

  (季節の花 300から引用)
  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿