５０歳の組み手

私も２月で５０歳になった。

「大台にのったなぁ」と思いつつ、先日、昨年のジャパンカップ王者となった長男と５０歳になって初のスパー。

この日のスパーは、長男・大眞が３月に新空手全日本大会への出場が決まっているので、太氣拳の動きは引っこめて、１４オンスグローブを着用して新空手の試合を想定した組み手。

押されることしきりとは言え、現役バリバリの格闘技選手である息子とガチで組み手ができる、この幸せ。

ここ数年はウェイトトレーニングからもすっかり離れ、４年前に断裂した左膝の十字靭帯の再建手術、２年前には膝の釘抜き手術をした際に損傷していた半月版を１/３以上切除して以来、膝に負担が蓄積する可能性のあるランニングすらも一切、止めている。

有難いことに仕事も順調で忙しく、アスリート的な体力トレーニングは時間的にも全くと言っていいくらいできていないし、今後もできそうにない。
そんな現状でこんなことができているのは、立禅によってでしかない。

自分自身の中に、衰えていく自分と、いまだに進化形の変化を続けている自分の両方が存在することを感じる。

人間の可能性というものは実に面白い。
立禅に徹底して取り組むことで開発され、変化し続ける能力を感じられることは、これも又、実に面白い。

このような形で武術に取り組み続けることができることに感謝をしつつ、これからも自分なりにやれるところまでやって行きたい。


太氣拳成道会
http://www.joudou.jp/