昨年の11/20(日)に実施された昇段審査会にて新たに3人の初段が誕生!
古賀恵音 24才 専門学校生 通称名 アヤネ
成道会としては初となる女子初段の誕生!
少年部時代に成道会の打撃を経験し、その後、消防官として東京で就職するも、現場での救助の経験からより人を助けたいとの思いから一転、看護士の道を志す。
数年前に福岡に帰郷して看護士の専門学校に通う傍ら、成道会の打撃クラスに復帰して稽古を重ねる。
東京にいた頃にはジムでタイ人のトレーナー相手にキックのボクシングの練習に取り組んでいたこともあり、実に洗練された打撃技術を持つ。
今回、その打撃技術、動きをもって男子5人を相手にまったく危なげなく5人組み手を完遂!
今後、看護士になるための国家資格など乗り越えなくてはならない壁は多いが、その中で自身の稽古を続け、自身の武術、格闘技を確立してもらいたいところである。
本人コメント
「この度は昇段審査を受審させて頂き、また初段の認可を頂き、有り難うございました。
私は、小学校二年生の頃に成道会の少年部で空手を始めました。
中学生の頃一度は格闘技から離れましたが、続けたい思いがあり高校生の頃に再び太氣拳成道会に入会しました。
少年部の頃とは違い太氣拳という新たな武術を教えて頂き、初めは何をしていけばいいのか、どうすればいいのかわからないことが多くありましたが、打撃の中でパンチ力が上がったり、ぶれない軸を感じたりすることにより、太氣拳の重要性、立禅の重要性を実感しました。
現在は仕事や勉強など色々な要因で練習に参加できない事が多々あり、太氣拳の稽古にも参加できていない状況がありますが、私自身で時間を見つけ稽古外でできることはやっていこうと思います。
最近は試合で優勝することができていないため、時間がある時に日々の練習をこれまで以上に積み重ね、今後も試合に参加し、優勝できるようにしていこうと思います。
この度の私の昇段審査にあたり、指導してくださった城先生、練士の先生方や諸先輩方、協力、応援してくださった同門の皆様、改めて有り難うございました。
これからもご指導のほど宜しくお願い致します。」
城工修 18才 高校生 通称名 コウシュウ
代表である私の次男であり、小学生の頃に遊びで行なったミット打ちでその才能を垣間見せ、高校入学と同時にほぼ無理やり成道会に入会させられる。
折りしもコロナ禍に入ると同時であったがために、試合への参加が当初の予定よりも大きく遅れてしまったことが心残りではある。
打撃の威力は軽量級としては破格のものがあり、さらに磨きをかけて試合の場で実績を積んでいくことも夢ではない。
今回の5人組み手でもその打撃力を発揮して見事にこれを完遂!
消防官として就職した長男を範として自身も消防官としての道を志しているが、定年退職者の年齢引き上げによる採用人員の削減によって大変に狭き門となっていることから、相当な勉強量を積みかなせていかなくてはならないことが想定され、このような状況の中、今後の稽古にいかに取り組んでいくかが課題になりそうである。
本人コメント
「この度は、昇段審査の機会を与えていただき誠に感謝申し上げます。
私は、物心つく前から父の教える空手をやっていました。
その頃は自分がなんで空手をしているのかも、なんのためにやるのかも分からず、とりあえず保育園が終わると強制的に道場に連れて行かれるのだけは鮮明に覚えています。
小学校に上がると「球技」、中学では「駅伝部」に所属し、日々体を動かし基礎体力を培ってきました。
高校に上がって空手を再開することになった私は、父と兄が家の2階でミットを打つ練習をやっているのを見たりしていたので、そのような練習を想像していました。
しかし最初は地味な練習ばかりで、特に「立禅」が一番キツかったです。
しかし「立禅」を継続して組むことによって自分の打撃、蹴りがどんどん強くなっていくのが分かり、最初は謎の多かった練習も日々練習を重ねるごとに理解できるようになって少しずつ楽しくなっていきました。
練習を重ねて出れるようになった試合でも、自分の攻撃がクリーンヒットするとKOで試合を終わらせたりすることもできました。
やはり、この強さの秘訣は「立禅」にあると思います。
しかし最近キックボクシングがメジャーな競技になり、多くのジムでもアマチュア選手に力を入れ、とても上手い選手が多いと自分は感じています。
そのような選手に今後、勝つために日々の練習を疎かにせず、上手い人の動きを真似るなどして、もっと強くなれるように頑張ります。」
井上晃太郎 19才 大学生 通称名 コウタロウ
井上顕雄・練士5段の長男であり、高校入学と同時に成道会に入会する。
その恵まれた体格から繰り出される技には重量級ならではの重さがある。
今回の昇段組み手に向けての稽古での組み手では、本人にとっては試練とも言えるような過酷な組み手が何回もあった。
今回の連続組み手でも一人目の組み手で鼻血を出してしまい、その後の組み手も過酷なものとなった。
出血がおびただしく一時は中止も止む無きかと思われたが、本人が続行の意思を強く表明したため、これを克服して見事に5人連続組み手を完遂!
現在大学生であり、これからも成道会での稽古を続け、武術としても格闘技としても自身の中で確固たる何かを確立してもらいたいところである。
本人コメント
「この度は昇段審査の機会を頂き、誠にありがとうございます。
受審するにあたり、自らの心身を自分なりに今一度見直して審査に臨んだ次第です。
審査日までに散手会が何度も行われましたが、その度に自らの力不足を痛感していました。
城先生を初め、先輩方のアドバイスにより、どうにか審査会に挑めるような心身へとすることが出来、当日を迎えることが出来ました。
連続組手では1人目から体力をかなり使い、想定していた攻防が出来ず自らの力不足を痛感し、尚且つ、これまで行ってきたような散手会とは場の雰囲気が違い、かなり戸惑いました。
皆様方の声援があったため、どうにか連続組手を最後まで完遂し、昇段することが出来ました。
課題はまだまだ数多くありますが、初心に立ち戻り、これからも精進していく所存です。
最後となりますが、城先生並びに諸先輩方、同門の皆様におかれましては、今後とも何卒宜しくお願い致します。」
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