11月24日(日)に実施された昇段審査会にて、成道会として実に3人目となる参段が誕生!
新参段!
井上顕雄 49歳 公務員 通称名 アキオ
38歳時に弐段に昇段して以来、実に11年ぶりの昇段である。
持ち前のパワフルさがある反面、組み手に粗さがあり、昇段の推薦を得るまでには至らなかったが、ここ数年、内勁の開発が進み、組み手の中で推手の技法を用いて相手の構えを壊して見せるなど、特徴のある動きを見せはじめた。
今回、参段昇段の条件となる10人連続組み手に挑戦し、見事にこれを完遂!
太氣拳の前身と言われる形意拳はひとたび相手と対峙したら、後退することなく相手を攻め込む拳法であると言われているが、それを彷彿とさせるかの様に、常に相手にプレッシャーを与え、終始前に出続ける組み手を貫いた。
その半面になってしまうが、顔面への打撃を被ってしまう場面も多く見られ、これをどうするかという課題を残すことになっている。
年齢的には負けない組み手を追求すべき年代であるが、組み手に取り組むことができるであろう、これからの限られた時間の中で答えを見出してほしいところである。
本人コメント
「この度は参段への昇段審査の機会を頂きありがとうございました。
今回は10人との連続組み手ということもあり準備をして参りました。
しかしながら、やはり思ったような組み手は出来なかったと反省をするばかりです。ですが、反省点が沢山あるということはありがたい事だと感じております。
月2回の散手会においても反省点ばかりですが、今回は大量の反省点を見つけられた事を収穫として、これからも稽古に精進していきます。
10人組み手を最後までやり遂げる事が出来たのは、城先生が稽古の時に指導して下さっています太氣拳の体の使い方、組み手に対しての心構え、それから組み手での戦略のありかたなどが大きな力となりました。
今回の10人組み手にあたり、胸を貸してくれた同門の皆様、そして応援をして下さった同門の皆様には感謝の念しかありません。
本当にありがとうございました。
最後となりますが、城先生並びに諸先輩方、それから同門の皆様におかれましては、今後とも、何卒、どうぞ宜しくお願い致します。」
太氣拳成道会
http://www.joudou.jp/