1991年の北斗旗空手道体力別選手権大会・軽重量級決勝戦。
大道塾の寮生同期であった石田圭市選手と対戦。
石田選手は前年の北斗旗無差別大会でも準優勝しており、当時の強豪選手の一人であった。
レスリングでは国体3位の実力があり、重量級の選手と真っ向から打ち合い、そして打ち勝つほどのパワーファイターであった。
その石田選手に何とかしのぎ勝ち、優勝することが出来た試合であった。
この年秋の北斗旗無差別大会にも出場したが、3回戦敗退でベスト16止まりだった。
大道塾は当時の日本の格闘技界の中でも常に注目を集める存在で、トップ選手の実力はプロをも凌駕するほどのものであったと思う。
大道塾にいた頃に北斗旗をはじめ、道場内での組み手を含めて多くの経験を積ませていただいたことが、その後の私を支えてくれている。
北斗旗ルールは実践性と安全性を兼ね備えた合理的な試合方式であり、現在の海外での普及を見ても、それは現代という時代に即したものなのだと思う。
私は大道塾を去り、今は違う道を歩んでいるが、私のような凡夫が今現在もこのような形で武術に取り組めているのは、大道塾の頃の経験があってからこそだ。
大道塾で格闘技に取り組めていたことを心から誇りに思うし、東先生や諸先輩、お世話になった方々に本当に感謝している。
太氣拳成道会
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