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クレージーなオヤジたち・2・番外編

2008-01-06 14:53:00 | 格闘技、武道
 成道会の門下生の中で最古参であるK・M氏。

二児の父親でもあり、一社会人として常識を踏まえた言動、行動を持ち、後進に対する模範役でもあり、又、後輩からの信頼も厚い。

 しかし、彼も又、クレージーなオヤジである。
今回は、その片鱗をうかがわせる稽古外でのエピソードを紹介しよう。


その1.

 会社への出勤中、電車の中。周りではお年寄りや女性が立っている中で、一人、見るからに横着なヤンキー高校生が座席にもたれかかるように、向かい側の席にまで両足を放り出して寝そべるように座り込んでいた。

その姿をを見たK・M氏。わざとその高校生の横に腰を下ろした。すると、その高校生、ふてぶてしく自分のバッグをK・M氏の膝の上に放り投げた。

さすがにカチンと来たK・M氏「おい・・・!」とその高校生に声をかけるや、「なんやー」と高校生がK・M氏のネクタイをつかかみろうとした。
瞬間、差し手の様な形でそのつかかみかかる腕をさえぎったところ!
向かい側の座席まで高校生は吹っ飛んでいってしまった。

まわりで見ていた乗客もあぜんとしていたであろうが、懲りずにその高校生が再度、「きさーん!」と胸ぐらをつかんでこようとするところを、同じ様な形で前腕の外側で差すと、再び反対側の座席まで吹っ飛んで激突していった。

この時点で、ブチギレ寸前のK・M氏「貴様、このままただで帰れると思うなよ・・・」
元々、小倉ではバリバリのヤンキーでならしてたK・M氏。クレージーなその本当の姿が現れそうになっていた。

高校生は、これまでの威勢がウソのように大人しくなっていたが、次の駅で電車が停止してドアが開いた瞬間、猛ダッシュで外へと逃げ出した。

それからというもの、その高校生の車内での態度は相変わらずであったが、K・M氏の姿を見るとそそくさと別の車両に移動するようになったという・・・。

(ちなみに、この時の動きは護身用に特別に練習したものではなく、推手など、普段練習してることが自然とその状況の中で出たらしい)


その2.

 K・M氏が以前、働いていた警備会社での勤務中のこと。
数千万円から億という単位の現金輸送をしていたらしいが、銀行への現金搬入の際、一人は搬入、一人は警備を担当することになっていた。
その日は、K・M氏が警備の担当。

警棒を腰に仁王立ちで警備していたところ、身長180センチくらいの見るからにそのスジの男が近づいてきて、「なんや、きさーん。自分が強いとでも思っとるんかー」と子供じみた感じでからんできた。

「すいません。元々こういう顔なもんで」と軽くあしらおうとしたが、その男、なおもしつこくからんでくる。
拳をK・M氏の顔まで近付け「お前なんぞ、俺がその気なったら一発やぞー」
K・M氏「・・・・・。」
この後、数分間に渡ってからみ続け「おまえ、わしが何者か知ったら、腰ぬかして小便ちびるぞ」と言いつつ、一枚の名刺を差し出した。
そこには「○×組 組長 ○△×?」とある。(このヤクザ、暴対法を知らんのだろうか・・・)

するとK・M氏、ビビるどころかブチギレ寸前になり、その男の鼻先まで顔を近づけ「やれるもんならやってみれ・・。ただし、一発で倒さんと貴様が死ぬことになるぞ・・・」

するとその男、血相変えて近くの公衆電話に駆け込んであわただしく、電話をかけている。
(あのヤクザ、応援でも呼んでいるんか)
K・M氏も、さすがに腹をくくったらしい。
パートナーの警備員はどこかに逃げ出して、すでにその場にはいない。

そして数分後・・・。
現れたのはヤクザではなく、なんと警察官10名ほどであった!
警察官によると、その男「変なヤツが、俺にからんでくるんじゃー!助けてくれー!!」と言っていたらしい。
何せ、指定広域暴力団の組長からの通報との事で、警察も組同士の抗争勃発か何かとあわてて、現場に駆けつけて来たらしい。

とりあえず、その場はそれで収まったらしいが、ヤクザに警察の応援を求めさせた男、K・M氏。
実にクレージーなオヤジである。

奥さんも「あんた、いい加減にしとかんとそのうち殺されるわよ」としょっちゅう言っているらしいが、氏がそんな話に耳を貸すわけが無いことは言うまでも無い。

(ブログで公開できる話はこのあたりまでで、これ以上のヤバイ話はK・M氏に直接聞いて下さい)


クレージーなオヤジ、K・M氏。



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