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武術としての組み手

2018-09-26 18:23:00 | 格闘技、武道




岩間先生が30代後半から40代前半の頃のものと思われる組み手の映像。
競技試合に勝つことを目的とした組み手とは異なる内容が多く含まれている。

武術として実技検証を目的とした組み手としては、勝つことではなく、負けないことを優先した内容が要求されてくる。
さながら、動物の闘争のような様相を呈してもいる。

武術であれ、格闘技であれ、闘争を終結させるためには最終的に相手を倒さなくてはならないのだけれど、その前提として、勝てなくても倒されないことを前提として、その中から相手を制する機会を探すという組み手を追求する必要があると考える。

さすがに51歳にもなると格闘技としての組み手はしんどい。
現役バリバリの若手に対して格闘技としての実力を引き上げるために、あえて格闘技としての動きで対応することもあるけれど、知れている。

しかし、武術としての組み手を追求することで、組み手の現場を離れずに格闘技としての側面を兼ね備えた武術を追求する楽しみを持ち続けられている。

組み手と言っても、格闘技として試合に勝つことを目的としたものと、武術としての目的を検証するものとでは内容も評価も変わる。
映像の岩間先生の組み手は参考になるところが大きい。


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