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1989北斗旗空手道体力別選手権大会・中量級準決勝戦

2019-04-21 22:39:00 | 格闘技、武道


大道塾に在籍していた頃の試合。

1989年の北斗旗空手道体力別選手権大会・中量級で、準決勝に進出。

この年の北斗旗にはシュートボクシングの阿部健一選手が出場したことで話題になった。
プロの試合で13連勝するなど、当時のシュートボクシングの看板選手の一人であり、格闘技ファンの間ではよく知られている有名選手だった。
格闘技メディアは、こぞって阿部選手の北斗旗参戦を取り上げていた。

その阿部選手と準決勝で対戦。
私は北斗旗は2回目の参加で、前年は2回戦敗退。
プロで何戦もの試合を経験している阿部選手との経験の差は明らかで、金星を挙げることは出来なかった。

阿部選手は、決勝戦で大道塾きっての業師となる飯村健一選手に敗退して準優勝に終わるが、その後、ボクシングで全日本新人王となり、後にK-1の前身となった「トーア杯」では、重量級の選手からKO勝ちを収めるなど、めざましい活躍を見せて、準決勝では、後にK-1を代表することになる正道会館の佐竹雅明選手と対戦し、重量級の佐竹選手の猛攻の前に延長戦の末に敗退するも、3位に入賞している。

もう30年も前になるが、当時の私にとって、阿部選手と北斗旗で試合ができたことは貴重な経験となった。


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太氣拳合同練習会・佐藤聖二先生の推手

2019-04-02 22:56:00 | 格闘技、武道


太氣拳合同練習会に参加した際、加藤徹先生の紹介で、佐藤聖二先生と推手をさせていただいた。

加藤先生から「聖二さんと推手をやらせてもらいな。全然違うから」と言われたのを覚えている。

これが佐藤聖二先生との初めての出会いで、この時に初めて意拳の推手を体験した。

腕と腕とが触れた瞬間には、その接点から中心に迫って来る異様な圧力、崩される時の自分の身体の自由が奪われて制御不能に陥るような感覚。
それらは映像で見ただけでは伝わりにくいところで、「百聞は一見にしかず、百見は一触にしかず」そのもので、映像を見ただけでその技を盗むことなど絶対に不可能なものである。

立禅によって養成される内勁と、それによってのみ構築される特有の技術。
その精妙さに初めて触れた時の映像である。
私にとって、実に大きな衝撃であった。

この時のご指導をもとに、その後、推手を練習してみたが、やはり全然ダメで、これより6年後に佐藤先生のご指導を受けるようになってから、ようやく私の推手への理解は変わり始めた。

現在、この動画を見てみると、この時のご指導の内容が実に的確で重要であった、と改めて思う。

この時より11年後に佐藤先生がこの世を去ることなど、当時、想像もしていなかった。
佐藤先生が亡くなられるまでの数年間、そのご指導を仰ぐことができたことは、私にとって本当に幸運であった。
その有形無形に今でも心から感謝している。



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