大道塾に在籍していた頃の試合。
1989年の北斗旗空手道体力別選手権大会・中量級で、準決勝に進出。
この年の北斗旗にはシュートボクシングの阿部健一選手が出場したことで話題になった。
プロの試合で13連勝するなど、当時のシュートボクシングの看板選手の一人であり、格闘技ファンの間ではよく知られている有名選手だった。
格闘技メディアは、こぞって阿部選手の北斗旗参戦を取り上げていた。
その阿部選手と準決勝で対戦。
私は北斗旗は2回目の参加で、前年は2回戦敗退。
プロで何戦もの試合を経験している阿部選手との経験の差は明らかで、金星を挙げることは出来なかった。
阿部選手は、決勝戦で大道塾きっての業師となる飯村健一選手に敗退して準優勝に終わるが、その後、ボクシングで全日本新人王となり、後にK-1の前身となった「トーア杯」では、重量級の選手からKO勝ちを収めるなど、めざましい活躍を見せて、準決勝では、後にK-1を代表することになる正道会館の佐竹雅明選手と対戦し、重量級の佐竹選手の猛攻の前に延長戦の末に敗退するも、3位に入賞している。
もう30年も前になるが、当時の私にとって、阿部選手と北斗旗で試合ができたことは貴重な経験となった。
太氣拳成道会
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