成道会ブログ

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本村、馬原両名が参段に昇段

2007-10-22 13:19:00 | 格闘技、武道
10月21日(日)、参段昇段審査としての10人組み手が行なわれ、本村、馬原の両名が見事にこれを完遂!参段に昇段しました。
 

「新参段・本村賢治 42歳 会社員 福岡県北九州市出身」

成道会が正式に発足する以前から代表と共に太気拳の稽古を続け、そのキャリアは20年近くになる。

途中、転職さらに原因不明の病のため、一時武術から遠ざかるも、その想い断ち切れず、再び太気拳の修行に身を投じる。

太気拳以前には、形意拳を中心に中国内家拳を学んでおり、その卓越した身体技術は推手等にてその本領が発揮される。

近年は、消化不足の感が否めなかった打撃技術の修得も果たしており、その武術に対する真摯な姿勢は、後進の範たるものと言えよう。

成道会では、クレージーなオヤジたちの筆頭でもあり、42歳にしてまだまだ今後の成長が期待されるところである。



「新参段・馬原浩 54歳 公務員 熊本県出身」

全空連5段、日本空手協会5段、極真会館2段の実力を持つ。

48歳にして成道会に入会、太気拳を志す。

入会以来、県外より車で2時間以上をかけ、毎週日曜日の太気拳の稽古に必ず参加し続けるその稽古に対する真摯な姿勢は、成道会門下生にとっては目標とされたいところである。

既に極真会では指導的な立場にあり、その鍛え抜かれたパンチ、蹴りは現役選手のそれと比べても何ら遜色が無い。

武道家然とした風格を持ち、その自信に裏打ちされた謙虚さは、これも後進にとっては範たるものである。

今回、54歳にして成道会指定の10人組み手完遂は高く評価されよう。

それにしても太気拳という、ある意味難解な武術が今後、氏の中でどのように開花するのか?
54歳にして、それを期待させてくれるのがこの人である。


             新参段・本村 賢治


「今回、先生のご指導、仲間の協力のもと昇段させていただき、大変感謝しています。ありがとうございました。10人組手の感想ですが、あらためて立禅を始めとする基本を重要視せずに、進歩はないと感じました。今後も次々と出てくる自分の課題に取り組み、上を見て歩みます。」


               新参段・馬原 浩


「城先生、本村先輩のご指導のおかげで審査を受けることができました。有難うございました。審査では太気拳を学んでいるとは言えないような内容の組手でした。日暮れて道遠しの心境です。今後とも道場の皆様宜しくお願いします。」


空手拳法成道会
http://www.joudou.jp/


クレージーなオヤジたち

2007-10-10 09:53:00 | 格闘技、武道
 聞くところによると、「空手バカ一代」で武道を始めた世代も今はすっかりオッチャンになって、全国的に少年部の人口が増加している割に20才代の武道人口が減少しているらしい。
子供達とオヤジ軍団の二極化現象である。

 成道会では、強さの獲得のみならず、健康法、運動法としてなど、本人の目的に応じて無理のない指導をするように心がけているが、30才、40才を過ぎてからも本格的に強さを追求したいと言って入会してくる人が多い。

実際、太気拳では50才や60才でも若い世代とガンガン組み手をやっている先生方が多く、そこに他の格闘技とは異なる可能性や魅力や希望を感じている人が多いのかも知れない。

成道会では本人がやりたいという場合は年令に関わらず、組み手を想定した練習を積んでもらい、ある程度実力が養成された段階では組み手練習にも参加してもらっている。

 30才、40才といえば仕事でも色々なことを要求され責任もかかってくるし、家庭でも子供の進学等で実に大変な時期である。
この大変な年代で、本格的に武道を志すというのもものすごく大変なことなんだろうが、しかし実際にこの年代で強くなっていく人が成道会では多い。

 最近は太気拳でも組み手はほとんどやらないところもあるらしいが、成道会では段位の認定においては実践空手道としての組み手の経験を必須としている。
そして、30才、40才代で成道会で武道を始め、その後段位を取得した人も既に数名いる。

彼らは誰に言われるわけでなく、自ら進んで最もリスキーな訓練法といえる組み手練習に参加して自身を鍛え、高めている。
強くなったからとて、お金が手に入るわけでも、大会などの舞台で名誉や栄光を手にするわけでもない。
成道会のオヤジたちは自分の求める自分自身であるために、ただひたすら道を歩んでいる。そこに損得の勘定はないようである。
ただ、己がやりたいからやる、己がそうありたいからやっている。

思うに本当に真剣かつクレージーな人達である。
40才から50才以上のオッチャン達がガチンコで激しく打ち合うシーン等を見ていると、まさにクレージーそのもので「この人達、一体何を考えとるんやろうか・・・」と思いつつも「すげーなー」と内心感動も覚える。

武術家を目指すのであれば気狂いの要素がなくてはならない、とは王郷斎先生の言葉であるが、そういう意味では、このオヤジたちは素質十分である。

彼らには老け込むなどという言葉は無縁であり、武術に打ち込む姿はまさに少年そのもので、何歳になっても青春真っ盛りであろう。
「いい加減、歳を考えろ」とか「もう歳だから」等のセリフに対して、聞く耳など全く持っていない。

元祖クレージーな老人としては澤井先生がいて、岩間先生も還暦を過ぎ、その領域に入られたと言えよう。
クレージーなオヤジたちの次なる目標はクレージーなジジイとなることであろう。

 かく言う自分自身ももう既に40才を越え、クレージーなオヤジたちの仲間入りを果たしている。
この調子で行くと、現在小学4年生で少年部でバリバリやっている私の長男が成人してから親子で組み手をやるのも夢ではなさそうである。
その時まで、成道会のクレージーなオヤジたちと鍛え続けておかねばならない。

息子に言おう、やがてお前もクレージーなオヤジを目指せ!

成道会のオヤジたちよ、いつまでもクレージーであれ!!


成道会・クレージーなオヤジたちの面々(他にもまだ何人かいます)


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