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七段教士拝受

2021-11-29 09:12:00 | 格闘技、武道




去る10月24日、岩間先生より七段教士を授与される運びとなりました。

私自身、未だ途上にあり、七段教士を授与するには実力不足の感が否めず辞退することも考えましたが、師である岩間先生の御意志を無にする訳にもいかず、ここに謹んで拝受させていただくことと致しました。

教士とはその名の通り、武術の功夫、実力だけではなく、人材を育成する力量も備えたものであるとするならば、これまでに練士五段を3名輩出し、今現在も練士候補を育成し続けている点を鑑みていただき、過分にも指導者としての側面を評価していただいたものであるとも受け止めています。

立禅における能力の開発は、10年前からすると雲泥の差があると言ってもいいくらいに大きく前進し、意欲のある人であれば私が何年もかかって理解したものを、わずか1年もあれば理解できるように指導することが可能になっています。
その能力のいくつかは太氣拳のみならず、格闘技としての打撃技術に転化、応用することも指導できるようになっています。

来年2月に55歳を迎える我が身としては、衰えを感じざるを得ない自分と、未だ進化を続けている自分が同居している感覚があり、これから先、どちらが上回るのかそれはわかりません。

しかし、王薌齋先生の功夫には興味が尽きることが全くなく、王薌齋先生の発揮していたであろう技や動きを解明して自分自身の身体で体験してみたい、体現してみたいという夢は何歳になっても変わりそうになく、そのために武術を続けているようなものです。

その過程で教士として、志を共にする人達に貢献することができたなら、今回の私の昇段も意味があったと言えますし、意味のあるものにしていかなくてはならないと存じます。

重責ばかりを感じるところでありますが、今はまだなくても、やがて教士としての実力が備わるようにこれからもこの武術に取り組んでいきたいと思います。


太氣拳成道会
http://www.joudou.jp/


練士五段誕生!

2021-11-21 20:39:00 | 格闘技、武道

去る10月24日、岩間先生との接見を終え、新たに練士五段が誕生!

成道会が発足する以前となる平成15年、33歳から太氣拳の稽古を開始し、実に18年を経て、今回の練士五段への昇段となった。

51歳での価値ある昇段であり、年齢にかかわらず追求できる武術を体現したとも言える。

これから先、組み手による模擬実践攻防における評価以外にも様々な要求があるが、それらをものして、自分なりの武術を完成させてもらいたいところである。




「新太氣拳練士五段・井上顕雄 51歳 公務員 福岡県福岡市出身」




本人コメント
「太氣拳成道会にて三段に昇段後、先日の10月24日(日)に、城浩代表の師である太気拳仏子研修所・岩間統正師範の元へ赴き、接見を終え、正式に太氣至誠拳法・五段練士に昇段させて頂きました。

岩間統正師範を師と仰ぐ、太氣拳成道会代表の城浩先生の元で、鍛錬を積ませて頂きました。

城代表が、岩間師範の元で稽古した内容や師範の教えを、噛み砕いて、初心者にも理解出来るようにスモールステップで教えて下さった事。

城代表が、自身の鍛練で発見した事を惜し気もなく教えて下さり、道を示して下さったお陰で、昇段する事が出来たと思います。

年齢も五十を越え、出来なくなっていることが徐々に増えてくる年齢となりました。

太氣拳という武術には(武術全般にも言えるかもしれませんが)、年齢をカバーする為のスキルや、命尽きるまで積み重ねられる所があり、幾つになっても興味が尽きないものだと感じています。

岩間師範は、「澤井先生も仰っていたが、何かを極めてくると見える景色は同じになるだろう。山の登り方は幾つもあるが、頂上は同じ」と仰っていました。

未だに山の麓ですが、これからも暗中模索しながら、自分が無知だと認知して、日々鍛錬していきたいと思います。

太氣拳仏子研修所・岩間統正師範、太氣拳成道会・城浩代表、仏子研修所の皆様、成道会の皆様、昇段出来ましたこと、本当にありがとうございました。又、これからもどうぞ宜しくお願い致します。」


太氣拳成道会
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井上顕雄参段の仏子研修所・稽古体験レポート

2021-11-14 21:17:00 | 格闘技、武道
去る10月24日(日)に、井上顕雄・参段が五段練士の推薦を受け、認定を得るために岩間先生の仏子研修所へ赴いた。

2011年10月、仏子での稽古に参加して以来、実に10年ぶり、3回目の仏子研修所の稽古参加となった。

今回、2019年11月に参段に昇段してから2年を経過しての五段昇段となる。

昇段後、世の中がコロナ禍に入って他県への行き来が出来なくなり、今回、感染状況が落ち着いている現状で仏子訪問を果たすこととなった。

以下、井上参段の仏子研修所・稽古体験レポートである。


「仏子研修所・稽古体験レポート  太氣拳成道会 井上顕雄・参段」

10月24日(日)に、太気拳仏子研修所・岩間統正師範の行われる稽古に参加させて頂きました。

私は、以前にもこの時期に稽古に参加させて頂いたことがあり、稽古の場所は、埼玉県入間市仏子の岩間師範のご自宅近くにある山林と市立体育館の武道場。稽古開始時刻は、15時から。

今回は、岩間師範、八田師範代理、小柳さん、橋本さんと私の五人。

今回もご迷惑とは知りながら、岩間師範にお願いをして、山林での師範の基本稽古を近くにて拝見させて頂きました。

七十六歳になられる師範。

前回と同じく基本稽古されている姿は、やはり柔軟な野生動物をイメージさせるものでした。新しく拝見する動きもあり、常に進化をされているのだなと痛感。

何百回と立木打ちをされ体の刃を研いでいる姿は、常に使える刃として準備をしていることを実感しました。

余談ですが、岩間師範は最近、健康診断で身体の運動機能を測定したところ、検査した医者が七十六歳と聞いて驚き、何を日頃されているのかと聞いてきたので、武術をやっていることを言うと、その武術に興味を引かれ、色々な質問を受けているうちに、どちらが健康診断に来ているか分からない状態になったとのことでした。

山林での基本稽古終了後は山を下り、一度岩間師範のご自宅へ帰り、着替えなどを持ってから近くの市立体育館へ。

体育館では軽く体をほぐした後、這い、練りと続きました。

城代表が仏子研修所にて岩間師範に習われた通り、成道会の稽古でもさせて貰っていることなので、動きに迷うことはありませんでしたが、岩間師範から滲み出るなんとも言えないオーラの動きを感じながら、心に刻みつけながら稽古をさせて頂きました。

少しの休憩した後、いよいよ組み手。

太氣拳をご存じの方ならご承知の通り、組み手ではヘッドギアやサポーター、グローブなどは無しの、素面・素手。

最初に、八田師範代理に胸を貸して頂きました。

私は、今回もボロボロになり、八田師範代理も、やはり常に進化をされていることを痛感。

それから小柳さん、橋本さんとお二人の胸を貸して頂きました。

小柳さんは、右肩を痛めていましたが、折角福岡から来てくれたのだからと、それを押して胸を貸してくれました。それでも右肩が痛めているとは感じさせない動きで組み手をされ、皆の仏子研修所での武術に取り組む姿勢を感じずにはいられませんでした。

橋本さんは、腕に気を付けていたら足、足に気を付けていたら腕、といった変幻自在な動きをされ、非常に戸惑った組み手となりました。仏子研修所門下生のタイプの多さ、戦略の多さに驚きました。

組み手終了後、いつものように近くの大衆浴場に連れていって頂き、汗を流してから、岩間師範のご自宅にて、奥様の沢山のお食事をご馳走になりました。ここでやっと、緊張がほぐれてきたことを思い出します。

大変恐れ多いことに、岩間師範のご自宅に泊まらせて頂くことになり恐縮しましたが、やはり疲れていたので、お布団に入ったらすぐに眠りについてしまいました。

次の日の朝に、帰りの飛行機に間に合う電車の時間まで、折角だからと朝の7時から、岩間師範の貴重なお時間を使って頂き、居間のテレビにて過去の観たことのない映像を拝見させて頂きました。

映像を拝見しながら、澤井先生の思い出話、岩間師範の人生観、組み手においての要を、動きを交えて聞かせて頂き、武道人生の中でも大変貴い時間を過ごさせて頂きました。

最後になりますが、岩間師範、八田師範代理、小柳さん、橋本さんの皆様、貴重な稽古に参加させて頂き、本当に有り難うございました。

仏子での稽古の経験を生かして、これからも日々精進して参ります。


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