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佐藤聖二先生の太気拳講習会・体験レポート

2010-08-22 20:56:00 | 格闘技、武道
去る8月13日(金)、14日(土)福岡で佐藤聖二先生による太気拳講習会が開催された。

佐藤聖二先生は、太気拳と意拳の日中交流における橋渡しの役割を果たした人物として知られ、本場中国で意拳を学んだ日本人である。

6年前、カレンバッハ先生をはじめヨーロッパの主だった先生方を招いて、代々木で太気拳合同稽古会が開催された際、幸運にも佐藤先生に推手組み手の指導をしていただいたことがあるが、あまりのレベルの違いに驚愕したことがある。

その時に教えていただいたことを、その後の推手訓練に生かそうと取り組んではみたものの、現実にはそう簡単なものではなく、推手は私の苦手科目、課題のひとつとして残っている。
そのため、今回の講習会も是非とも参加したかったのであるが、前々からの予定が外せずに残念ながら見送ることなったのだが、門下生の神谷泰・初段、竹下勝弘・初段の2名が参加させていただくこととなった。

以下、体験レポートである。


「佐藤聖二先生の講習会に参加して  神谷泰

 佐藤先生は故 ヨウ老師からも意拳を学ばれた稀有な先生ですので、福岡に来られると聞いて是非にと講習会に参加させていただきました。
スワイショウを例にとって腰と上体の然るべき関係と動かし方、立禅の意識の持ち方など、基本的なことからご指導いただいたのですが、直接細かくチェックしていただきまして、とても有意義な時間となりました。
他にもいくつか大きな指針やヒントも頂戴致しました。

また、攻撃で入る一例を直接対面してご指導していただいたのですが、影像で見る澤井先生のような動きで、感激しました。

今更ですが、太気拳は動きの質を高めるという点では本当に掘り尽くせないものがあり、自分もまだまだだなと痛感することしきりです。
ですが、こうした機会に触れるとますます探究する楽しさのようなものが湧いてき、今後の稽古がさらに充実する予感です。

佐藤先生とその門下生の方々には再度厚くお礼申し上げます。ありがとうございました!」

立禅の指導を受ける神谷泰・初段(左)




「太気拳(意拳)拳学研究会 佐藤聖二先生 講習会体験レポート  竹下勝弘
 8月13、14日と太気拳(意拳)拳学研究会福岡練習会主催で佐藤聖二先生の講習会が開催されました。神谷先輩と共に参加させていただきましたのでその報告をさせて頂きます。

 講習会というものに参加するのも今回が初めての経験で、城先生からは「太気拳の大先輩だからしっかり学んでくるように」と激賞していただきました。
 講習会の会場に到着して、佐藤先生や福岡練習会の三船先生、会員の皆様に挨拶しました。それから2日目の講習会が終了し会場を出るまでの間、ご迷惑をかけないよう、礼儀を失することのないよう、かなり緊張した2日間でした。

 講習会が始まり、まず佐藤先生があらかじめ受付けられていた質問事項に丁寧に説明されて、それから基本的な動作である前後交差の手振りにおける指導に入りました。
そこで、今まで何気なく行っていた動作の意味や注意点を説明していただき、基本の重要性を再確認した次第です。
 
 立禅においても同様で、1人1人実に丁寧に指導されました。その中で自分に不十分な部分を指摘していただきました。
 その指導では、佐藤先生が実際に触れさせ、推させてその感覚を伝えられ、私自身と比較すべきもない(当然ですが)感覚にただ驚くばかりでした。

 私自身、非常に弱い部分をかなり指摘していただき、その改善点を気付かせていただいたことが大きな収穫でした。そして少しでも改善できるよう努力していきたいと思います。

 単推手の指導もありましたが、自分自身、単推手は苦手なので先生の指導で大きなヒントをいただいたような気がいたします。重要なのはすべての稽古が単独ではなく繋がっており単推手の稽古に連動しているということです。

 2日目の最後に発力の指導もありましたが、基本的な部分が私自身不十分なのでまずは、基本を十分に稽古する必要性を実感した次第でした。

 最後に快く受け入れて頂いた佐藤先生、三船先生、福岡練習会の皆様、本当にお世話になりました。そして気持ちよく佐藤先生に連絡して頂き、このような機会をつくっていただいた城先生に感謝いたします。ありがとうございました。」

推手の指導を受ける竹下勝弘・初段(左)



空手拳法成道会
http://www.joudou.jp/