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50歳の組み手・クレージーなオヤジたち

2017-05-01 11:37:00 | 格闘技、武道


ある日の組み手。

この日の組み手は近々、昇段審査を受審する予定の相園憲久・1級が小郡市から、中村一雄・3級が山口県下関市から参加して、久しぶりにクレージーなオヤジ感たっぷりの散手会(組み手の稽古会)となった。

相園さんは私と同学年の50歳で、大学生の息子さんがいるお父さんである。
一時、成道会から離れることもあったが、復帰後、忙しい仕事の合間をぬって稽古を重ね、7月の昇段審査にこぎつけている。

中村さんは現在52歳。
小柄な体格ながら16年前の全日本ベンチプレス大会で4位になったこともあり、ベンチプレスの最高重量は200kg、スクワットでは180kgを挙げたことのある怪力の持ち主で、ここ数年のフルマラソンは毎年完走しているという猛者(?)である。

どちらも遠方からの参加で、それにしても、50歳にして組み手稽古の日にやって来るなんて、まさにクレージーなオヤジたちである。
クレージーなオヤジも少なくなってきたと感じざるを得ない昨今、そんな絶滅危惧種的なオヤジたちの組み手。

40歳後半ともなると、さすがにガチの組み手は無理だけど、顔面は当て止め、ボディはしっかり当てるけれど、ダメージが見えたら必要以上に追撃しないという、成道会式のハーフコンタクト方式でクレージーなオヤジの組み手は行なわれる。

私はシュートグローブを着用して長男とは成道会式フルのガチ組み手。
ボクシンググローブに比べると、手首の可動があるので太氣拳の動きが出しやすいのと、掌底も使えるので、ボクシングローブで行なうのとは動きが少し変わる。

近代格闘技の動きの中に太氣拳の動きを生かすのもよし、太氣拳の中に近代格闘技の打撃技術を盛り込むのもよし、といった成道会特有の動きを、組み手によって実技検証することが可能になる。

おかげで50歳にして組み手稽古を継続して、クレージーなオヤジであり続けていられる。
名人、達人のようにはいかなくても、現実の攻防練習ができることは楽しい!
クレージーなオヤジたち、万歳!!


太氣拳成道会
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