平成16年8月、代々木公園で行われた太氣拳合同練習会の翌日、埼玉県入間市仏子にてヨーロッパの太氣拳メンバーを迎えて岩間先生との合同稽古が行われ、私も参加。
稽古の最後はいつも通り、組み手。ヨーロッパ太氣拳の若手の人達と拳足を交えることなった。
一人目の人は極真会フランス大会の優勝者、二人目の人が極真会ヨーロッパ大会の準優勝者とのことであった。
二人とも身長180センチを優に超える大型選手で、日本人でこの体格だと動きが鈍重な場合が多いが、外国人の場合は違う。
パワフルであって、動ける人が多い。
ヨーロッパでは大会で選手として活躍した後に武術、武道として太氣拳を志す人が多いらしい。
この日の私は2週間前に右足のハムストリングスを肉離れしてしまい、右足を軸にして左の蹴りを出すと右の太もも裏に激痛が走る状態で、内心「やばいな」と思いつつも、せっかくの機会なので「やるだけやってみるか」との心境で臨んだ。
相手が本気で潰しにかかって来ていたらどうなっていたかわからなかったが、いつものことでアドレナリンのおかげで何とか乗り切ることができ、37歳時の貴重な経験のひとつとなった。
太氣拳成道会
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