梅雨も本番。毎日雨が続きます。
雨のやみ間を待って愛犬の散歩に出かけます。
雨のしずくが光る緑地帯の芝生に、小さな白い花がここぞとばかりにいっぱい咲いていました。
花の大きさは1cmもありません。
小さな丸い実もついています。
赤紫の花もあるようです。
青くて茎の長い(10cmくらい)タイプもあるようです。
どんな草にも名前があるはずです。
調べてみましたがよくわかりません。
ニワゼキショウ(庭石菖)とかオオニワゼキショウ(大庭石菖)あるいはアイイロニワゼキショウ(藍色庭石菖)などの仲間かとも思いますが、確証はありません。どなたかご教授を。
こちらはネジバナ。ピントが甘いですが・・・
雨のやみ間に一斉に花をつけて、懸命に生きていると思いました。
法華経に「薬草喩品(やくそうゆほん)」という章があります。
世界中の山、川、谷、野、さまざまな場所に、名前も形もさまざまに違う草や木が生えている。
天から降る雨は、草にも木にも森にも林にも等しく降り注ぎ、小さい根、小さい茎、小さい枝、小さい葉、中くらいの根、中くらいの茎、中くらいの枝、中くらいの葉、大きい根、大きい茎、大きい枝、大きい葉をそれぞれに合わせて等しく潤す。その結果、それぞれは成長し、花をつけ、実を結ぶ。
仏さまの慈悲もそれと同じ。この世界のさまざまな命あるものを、それぞれに応じて平等に慈しみ、成長させ仏へと導く。
こんなたとえ話が出てきます。
雨は恐ろしい災害をもたらすこともありますが、雨のおかげですべての生き物は命を養っているのです。