彦根の天寧寺にある五百体の羅漢さんの中から個性的な方をご紹介しています。
蓮の葉を頭に乗せて、どうするんでしょう。何かに化けるおつもりですか?
羅漢さんには、一体ずつ番号と名前を書いた札がついています。
第一番、阿若僑陳如(あにゃきょうじんにょ)。法華経序品第一にも一番最初に登場します。
第十四番 優楼頻螺迦葉(うるびんらかしょう)。法華経序品では、三番目に登場します。
第十六番 那提迦葉(なだいかしょう)。法華経序品では五番目に登場します。
法華経に出てくる阿羅漢と五百羅漢とでは、メンバーがずいぶん違うのですが、私たち日蓮宗の僧侶が毎日拝読する法華経に出てくる名前の像があると、とても親しみを感じます。
羅漢堂の背面には、大きな布袋さま。なでると病気が治るとかで、おなかも足もぴかぴか。
トトロのような満面の笑みと安心感。
羅漢堂の裏からは、彦根市街が一望できました。彦根城と琵琶湖も見渡せます。
この日の名古屋の最高気温は33℃でしたが、彦根は28℃。琵琶湖を渡ってくる涼しい風がとても心地よかったです。