OUR HOME ISLAND - いおうとう(硫黄島)

戦前に在住していた島民が、戦後の小笠原返還後も故郷に帰ることが許されていない硫黄島についての情報発信をいたします。

2012年、小笠原村、硫黄島への慰霊、墓参の旅(2) 慰霊祭

2012年06月20日 | 硫黄島・小笠原村
今年の小笠原の硫黄島への慰霊、墓参の旅では、硫黄島に二日間、上陸することができました。主催の小笠原村役場の職員の皆様には、本当にお世話になりました。今年の運営は、本当に素晴らしかったです。心よりお礼申し上げます。森下村長、小笠原村議会の議員の皆様、父島の海でお仕事をなさる人たちが、例年のように、小笠原丸から硫黄島に運んでくれましたし、小笠原開運の笠原丸の職員の皆様方の多大のご尽力がなければ上陸できませんでした。上陸地点の整備には鹿島の皆様がお力を貸して下さっていると思いますし、歓迎して下さった自衛隊の皆様にも本当にお世話になりました。
慰霊祭は、6月16日、上陸してすぐに、旧島民平和祈念墓地公園で行われました。父島の小笠原中学校と母島中学校の二年生の方々が、慰霊追悼の素晴らしいお言葉を添えて下さいました。毎年、先生方のご指導もあって、本当に戦争のこともよく勉強なさった、素晴らしいお言葉です。とりわけ、硫黄島については、激戦の場であっただけではなく、戦前の島民の生活が豊かに営まれた島であったことにも言及して下さっている点を、嬉しく思います。 中学生の皆さん方と声を合わせて、今年も、「故郷の廃家」を大きな声で歌ってきました。 写真は、慰霊祭が終わった時に撮影した、献花台です。中学生たちの千羽鶴も、色、鮮やかでした。今年も、暑い中での慰霊祭でした。 昨年が上陸ができずに洋上での慰霊祭でしたので、今年は、思い出深い慰霊祭になりました。
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