試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ100-52[ツヌ133F] 車体改修 (再生産品LOT床板更新施工:元クハ100-34[元ラシ107F] 床板相互振替) ※'旧製品

2019-12-07 21:52:00 | 国鉄/JR101系
先手。

KATO製国鉄101系ツヌ133F(Mc118:弁天橋区仕様+旧製品)は2016年1月以来久し振りの入場となった。
この入場では旧クモハ101-118(旧製品)をクモハ101-170(Mc170:弁天橋区仕様)にて更新しただけだった。
よって床板は全車とも旧ツヌ133F(Mc118←ツヌ118F:八代目)時代から変わっていない。


国鉄101系クハ100-52(ツヌ133F)。
※旧製品。

ひとまずクハ101-61(ツヌ133F)はクハ101-75(ツヌ118F:旧製品)との振り替えで再生産品LOT床板車に格上げされた。
続いて入場させたクハ100-52(ツヌ133F)もライトスイッチ部品の動作が思わしくなく再生産品LOT床板への交換で改善を図る。
クハ101-75(旧製品)が履いていた現行LOTクハ100形用床板は元クハ100-34(廃車:元ラシ107F)へ廻し両車の形式を揃えた。
ジャンク車両だったクハ101-75(→クハ101-75:ツヌ118F)だが導入名目はLP411前照灯の確保であった。
ところがLP411前照灯,側面窓セル,クハ101形用床板に加えクハ100形用床板まで転用先が決定した。
中でも再生産品LOTクハ100形用床板は保管品を有していなかったため思わぬ出物になってくれている。


入工中の元クハ100-34,クハ100-52 (廃車,ツヌ133F)。

クハ100-52も点灯機会は殆ど無く早々に1stLOTライト基板の流用が決まった。
一方元クハ100-34用床板には現行LOTライト基板が残されており転用先を探った。
今後の101系増強計画ではクハ101形,クハ100形を両先頭車両とする編成はプロトタイプ候補に挙がっていない。
種車も弁天橋区仕様,ツヌ118F(再生産品)に限る方向でクモハ101形,クモハ100形は旧製品LOT床板へ交換する予定である。
そのため元クハ100-34用現行LOTライト基板は元クモハ100-170(廃車:旧ツヌ122F)への移設が決定した。
元クモハ100-170用床板には1stLOTライト基板が廻されていたため3両での遣り繰りを行っている。




入れ替えられたライト基板 (元クモハ100-170用床板,元クハ100-34用床板,クハ100-52用床板)。

先ずクハ100-52用1stLOTライト基板へ交換された元クハ100-34床板がクハ100-52用床板に変更となった。
次に元クハ100-34用床板から捻出した現行LOTライト基板を元クモハ100-170用床板へ取り付ける。
最後に旧製品LOTライトスイッチ部品を組み合わせた元クハ100-34用床板が仕立てられた。
元クハ100-34用床板はライトスイッチ問題を抱えるため中間組込車への充当には不安が残る。
ただ今入場はクハ100-52の台枠更新が主でありライト基板端子端部には手を伸ばさなかった。
二度手間になってしまうが今後先頭に立つ再生産品LOTクハ100形用床板装着車と振り替えるかもしれない。


艶が失われていた車体。

クハ100-52用床板,元クモハ100-170用床板,元クハ100-34用床板ともウエイトの状態は良好であった。
なお保管品の床板は何時出番が訪れるか判らないためクハ100-52用床板と同時に事前防錆対策を施した。
車体,屋根板,側面窓セルは全体的に霞みがちであり全て磨きクロスにて拭き上げた。
屋根板の粘着物質除去方法はクハ101-61と同様で状態底上げに際し一旦ベンチレーターを撤去している。
かつてクハ101-61,クハ100-52をクハ68形用KATOカプラー試験装着車に起用した時期がある。
この際接着剤を用いた箇所は無く粘着物質の出所は掴めないままとなった。




クハ100-52 [13C 三鷹]:再生産品LOT床板交換,LP402前照灯固定化施工。
※旧製品。

車体には粘着物質は付着していなかったが旧製品特有の艶が失われ再生産品に近い塗装被膜となっていた。
この汚れもかなり強力で側板を挟みながら磨きクロスを押し当てている。
またLP402前照灯の建て付けが悪く車体断面LP411前照灯用ライトレンズ挿入部に木工用ボンドを塗布した。
各窓毎に拭き上げを行った側面窓セルだが窓サッシ印刷の剥離は発症していない。
クハ100-52もクハ101-61と同様の理由で敢えて[13C 三鷹]表示を残している。
最近の入場編成では中間組込車の印刷消去済[]幕交換を進めていたがツヌ133Fはその対象から外された。


クハ100-52 点灯試験[13C 三鷹]:再生産品LOT床板交換施工。
※旧製品:1stLOTライト基板予備車。


クハ100-12 点灯比較[■ ■]:ツヌ115F(1stLOTライト基板装着車)。
※再生産品:1stLOTライト基板予備車。

元クハ100-34用床板を転用したクハ100-52用床板は何故か車体との相性が悪かった。
幾ら挿入角度を変更しても必ず1エンド側台枠端部と妻面車体裾が競合してしまう。
数多く床板更新及び床板振替を行ってきたがこの様な現象はクハ100-52が初だった。
再生産品LOTクハ100形用床板は1両分しかなく交換出来ないため運転台側に押し付け嵌合させた。
流用となった1stLOTライト基板の照度低下は感じられず期待に応えてくれた。
ライトスイッチ部品も[OFF]位置で留まるように改められ旧製品LOT床板との違いを見せ付けている。




クハ100-52(再生産品LOT床板交換施工)。
※旧製品:車体改修。


クハ100-30(ツヌ101F:再生産品LOT床板交換施工車)。
※旧製品。

車体への組み込みに一癖を持つクハ100-52用床板だが車体傾斜や不等沈下発生には至らなかった。
側板及び運転台側,1エンド側妻板の歪みも無く車体そのものに不具合は無いと思われる。
塗装変更車の元クハ100-34ですら通常通り受け入れた床板でありプリズムケースが関係しているかもしれない。
現在ガイド無プリズムケースを廃止した関係で代替が利かなくなっており当面は様子見とする。
取り敢えず再生産品LOT床板化されたクハ100-52(ツヌ133F)の竣工で突如前尾灯が点灯する現象には襲われなくなる。
車体清掃に時間を奪われ出足から躓いたツヌ133Fの入場だがクモハ101-133以下8両は[北イケ]電略標記インレタ再転写が加わる。
部品交換は含まれないと予想しているが作業時間の短縮には結び付かないと思う。
この記事についてブログを書く
« クハ101-61[ツヌ133F] 車体改... | TOP | モハ100-102[ツヌ133F] 車体... »