試運転 ~TRIAL RUN~

初心者の拘りと見切りが激しい自己責任による鉄道模型軽加工記録

クハ100-43[ツヌ124F] 車体更新 (クハ100-86Assy車体[Mc170] 改番,LP402前照灯交換施工) ※'弁天橋区仕様

2015-11-17 21:38:53 | 国鉄/JR101系
見附向上。

KATO製国鉄101系弁天橋区仕様(Mc170)のリリースによりメーカー塗装の黄色5号新金型車体が入手できるようになった。
そこで一部編成の先頭車両を新金型化して101系津田沼仕様の車体更新を試行する。
在籍編成の中からその第一陣をツヌ124F(Tc74)に絞り込んでいる。


国鉄101系ツヌ124F (1979/3)。
[ツヌ124F]:Tc74-M229-M'223-T256-T92-M244-M'c179+Mc147-M'173-T'c43
※津田沼区仕様:列車線直通快速対応編成。

ツヌ124FはKATO製国鉄101系津田沼区仕様でも7+3編成の無難な仕上がりになっている。
強いて特長を挙げるとすれば両先頭車両がクハ101-74,クハ100-43である程度だろう。
ツヌ103F(Tc48)もクハ101-48,クハ100-47が先頭に立つがこちらは3-4+3編成という変則組成である。
列車線直通快速仕様を兼ねるツヌ124Fは[==]ヘッドマークとの釣り合いもあり新金型車体更新試作編成に選ばれた。


クハ100-43(ツヌ124F)。
※津田沼区仕様。

手に入れたのはクハ100-86Assy車体(Mc170:弁天橋区仕様)である。
車体のみ更新を行うため床板等は現在クハ100-43(ツヌ124F)で使用している部品を流用する。
ところが新金型車体用プリズムケースをすっかり忘れていた。


入工中のクハ100-86Assy車体,クハ100-43 (Mc170,ツヌ124F)。
※弁天橋区仕様,津田沼区仕様。

前面形態修正により尾灯位置及び径が変更されたためそのままでは使用できない。
取り敢えず元モハ100-231(元ラシ101F:Mc201)の入場時に捻出されたクモハ100形用Assy床板用プリズムケースを転用した。
うっかりは重なり現行LOTライト基板の発注も失念した。
その結果クハ100-79(トタ冷房5F:Mc198←クハ100-67:旧ムコ3F:Mc78)を巻き込んだ新金型車体への更新になっている。


部品交換中のクハ100-43,クハ100-79,クハ100-86Assy車体 (ツヌ124F,トタ冷房5F,Mc170)。

2ndLOTライト基板を持つクハ100-79とカプラーを交換した上で床板を入れ替えた。
クハ100-79は中間組込車で先頭に立つことはない。
ところがクハ100-43用床板にはライトスイッチ部品が無かった。
ツヌ118F(Mc155:初期LOT品)を組み替えたためライトスイッチ部品は中間組込車へ移設されていた。
仕方なくクモハ100-184(トタ冷房5F←クモハ100-81:旧ムコ3F)用ライトスイッチ部品を転用して凌いでいる。
何とかクハ100-43用床板は一式が揃った。
更に表示器用プリズム1面を水性マッキーで塗り潰している。
なおツヌ124Fが表示器用プリズム色挿式点灯色変更に至ったためラシ104F(Mc136)の1stLOTライト基板振替は中止した。


完成したクハ100-43用床板。

第二工程は車体関連部品の交換である。
LP402前照灯,[11C]幕,[中野]幕は旧クハ100-43(元ツヌ124F)からの流用とし設定は変更しない。
旧金型車両の元クハ100-43には[07 ]幕:弁天橋区仕様品,[東京]幕:保管品を各々取り付けた。
行先方向幕部品はピンセットで摘まんだ保管品がたまたま[東京]幕だっただけである。
屋根板も僅かに色温度が異なるため相互交換している。


部品交換を終えたクハ100-43,旧クハ100-43 (ツヌ124F,元ツヌ124F)。

車両番号標記印刷消去はラプロス式を採用した。
インレタ残数が厳しいものの調達できた場合に再転写を行う事を前提に全桁改番としている。
1-3位側,2-4位側とも[クハ]+[10]+[0]+[-]+[4]+[3]の組み合わせで当然ながら整っていない。
[千ツヌ 定員136]標記にはレボリューションファクトリー製を用いている。
なお列車線直通快速仕様対応編成でありATS[BS]標記印刷が残された。


旧クハ100-43,クハ100-43 (元ツヌ124F,ツヌ124F)。
※津田沼区仕様,弁天橋区仕様)。

ラシ101Fとは異なりシルバーシートマークは転写しなかった。
車両番号は1979年の編成表に基づいているが列車線快速が運行されたのは1972年までである。
シルバーシートの採用は翌1973年からで敢えてシルバーシートマーク無しとしている。


クハ100-43 点灯試験[11C 中野]:2ndLOTライト基板更新,LP402前照灯交換,行先表示類変更施工。
※弁天橋区仕様。

点灯試験では無事に表示器点灯色変更具合を確認できた。
1stLOTライト基板振替車との大きな差は伺えず敢えて戻す必要も無いだろう。
プリズムケースはクイックヘッドマーク対応で[== 中野-成田]ヘッドマークも問題なく掲示できる。


クハ100-43 [11C 中野 [== 中野-成田]]:クイックヘッドマーク機構用マグネット装着済プリズムケース交換施工。
※弁天橋区仕様。

予備品を考えて車体等を調達したつもりだったがかなり抜けていた点があった。
それでもクハ100-43(ツヌ124F)の竣工まで漕ぎ着けたのは大きい。
クハ101-74(Tc74←クモハ101-170Assy車体:Mc170)の車体更新でも新たな不足が生じないか少々不安である。




クハ100-43(クハ100-86Assy車体 改番,床板装着施工)。
※弁天橋区仕様。

車体更新と言っても前面改良が主だったため側面見附は旧クハ100-43(元ツヌ124F)と殆ど変わらない。
バラ標記インレタによる車両番号転写も技量向上が見られず残念である。
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