昨日2回目のワクチン接種で家に篭っていたので、今回は先日改造試作した接写用のLEDストロボの話。オリンパスのOMD-EM1,EM5は連写モードで撮影してもストロボ接点が連動してくれるので、接写時であれば光量が少なくても連続発光で使えるので、高輝度のパワー白色LEDを使って以前からストロボとして使っていた。先日5Wタイプでも少し大型のLEDに取り替えて回路も少し改良してみたところ期待通り少し明るくなった。その分接近時は光量オーバーになるので光量も絞れる様に発光パルス幅を絞れる様にした。現状は最大でパルス幅1ms程度で使っていて半分以下に絞ることができる。使ってみてもう少し光量は変えたいと思っている。
回路図は以下。書き換えていないが、実際はLEDは6個並列に接続している。電源は5vではなくDC/DCコンバータでリチウムイオン電池3.7Vから8vに昇圧して使用。電源に耐圧5Vのスーパーキャパシターを直列に接続しているのがミソで、この状態でも光量が発光時間の1msの間ほぼ低下しない様になっている。これが無いとパルス用の大容量の電解コンデンサでも一瞬で減衰する光量変化となる。ただこの直列にして耐圧を稼ぐ使い方は抵抗分流でバランスをとっているだけなので、あくまで自己責任でやるしかないのでご注意ください。実際には充電時にDC/DCの電流がオーバーにならない様に制限抵抗も入れている(回路図では忘れている)。
外観は以下。古いクリップオンストロボを壊してシンクロ接点だけ取り出して樹脂ケースにつけて使用。
発光部。放熱用にアルミのマルチ基板を使っているが、結局半田で固定せず放熱用の接着剤を使ったので、ただのアルミ板で良かった。
ストロボ回路内部。仮組みで絶縁マイラーテープで基板などを保護して押し込んであるまま。次回改造時に固定する予定。
もう少し光量が欲しい時や両側から照射したい時もあるのでLEDブロックをもう1組付けられる様に改造予定。
この場合は電源を強化する必要があるので電池の容量アップと電源系をもう1組ふやす予定だが、ケースを一回り大きくしないと入らないのでこちらも検討中。パルス幅ももう少し広げられる様にもしようかと思っている。やってみると色々改造したくなるので自作だとなかなか完成しないのがいつも大きな問題?これ以外にも途中までのものが実際はゴロゴロしている・・・ということで他の人にはあまりお勧めできない趣味である!