蝶鳥徒然2

自宅周辺で昆虫や鳥達などの自然を撮影

画像処理ソフトDXO PureRAW3の効果

2024-03-17 17:04:33 | 撮影機材

このところ使用している画像処理ソフトの驚異的な効果を見ているので一部紹介する。

レンズとカメラがこのソフトの対象であることが必要だが今使われているカメラやレンズは大抵対象となっている。旧レンズで対象になっていないレンズでも暗部のカラーノイズなどは綺麗に消えるので重宝している。(例えば旧シグマの150mmマクロなど)

最近OMD ~EM 1mk2にオリンパスの100-400mmズームに純正1.4Xテレコン付きで撮影したキタテハの画像。

以下処理画像をディスプレイに表示して60mmマクロで撮影してJPEG変換して400x600に圧縮したもの。

処理ソフトで処理後200%に拡大して処理前と処理後の比較画像。左のカーソルの右側が処理後の画像で、左側は元の画像。

鱗粉の輪郭まで出ているのが驚き。胸の毛も綺麗に出ている。

カーソルを右側に移動して処理前の画像を見ると鱗粉の雰囲気は無い。

何気なく処理していてノイズが減るのと解像感が上がるのと、自動的にAdobeのLightroomにファイルを移動してくれるので

RAWファイルが大きいことと処理時間がかかることを我慢しても大いに使う価値がある。

残念ながら旧シグマは対象外でカラーノイズが消えるだけだが、元の解像度とボケ具合が良いのでなるべく接近戦では使用するようにしている。このソフトはコンパクトデジカメのRAWにもかなり対応しているのでデジスコで暗部のノイズが多い時などに使えそうだと思っている。


自作虫の目レンズの改訂?

2023-12-21 12:53:59 | 撮影機材

自作虫の目レンズの画像を拡大して蹴られを少なくするために、マスターレンズの60mmマクロに1.4Xのテレコンを付けてみた。以前、マクロレンズとテレコンの間に内径を広げた接写リングを噛ませて繋いでいたのを思い出して庭で試し撮り。若干レンズ間の距離を調整する必要があったがとりあえずファインダー内90%強程度まで広げることができた。画質は手持ちで風があって今一つだったが・・ファインダー内の拡大率は狙い通りとなった。

サンプル画像

庭のサザンカ

水仙

セージの蕾

ラベンダー

全体に画像が甘いのでもう少し絞りを調整する必要がありそうで・・なかなか課題がクリヤできないが.逆光で画像が甘くなるのはどこかで内面反射が起きていると思うのでもう一度レンズ間の接続の所とレンズ面を確認する予定。

12/23追記

色々と組み合わせてみたが、どうも望遠用のテレコンとの相性が良くないようで、テレコンはやめて元の状態に戻した。


庭で自作虫の目レンズテスト

2023-12-13 14:07:57 | 撮影機材

風が強かったので庭で自作虫の目レンズのテスト撮影。陽当たりが良かったので自然光での撮影。

オリンパスOMD-EM1に60mmマクロ+17mmリバース付け+タムロンCマウント2.2mmの構成

以下RAWで記録してDXOソフトで処理した後Lightroomで修正しフリンジの補正や周辺光量補正をかけている。

(一部訂正 12月13日17時)

レンズの組み合わせを変えるかレンズ間隔を調整して画面いっぱいに拡大撮影できれば良いのだが、今のところ画質や解像度から見てこの組み合わせが手持ちレンズの中では良かった。いずれもう少し画面いっぱいになるようにいじると思うが、とりあえず使いたくなるような結果となった。背景とのボケの調整はもう少し絞りの組み合わせを変えたりする必要がありそう。今回誤ってプログラム設定で撮影していたので絞りが毎回変わっているので背景との関係はあまり参考にならない。後日再テスト予定。


虫の目レンズテスト

2023-12-01 20:44:28 | 撮影機材

自作虫の目レンズのマスターレンズをオリンパスの60mmマクロに変えて撮影。レンズ間の組み合わせが上手くなくてかなり画像が小さいが、DXOソフトで解像処理をしてどうなるか、日暮の河川敷で試し撮り。画像は中央に円形に入るだけなので面積では倍くらいにトリミングすることになる。構成はオリンパスOMD-EM1に60mmマクロ・オリンパス17mm逆付・タムロン2.2mmで自然光で撮影。

鬼胡桃の樹皮に生えた苔の仲間をアップで撮影。

胡桃の葉

センダングサの種。この後うっかりズボンの裾に数十の種に取り憑かれてしまった・・

こちらはチカラシバか何かの種

センダングサの花と種

夕景。遠景もそれほど悪く無いが周辺が滲む・・・

今まで試した中では一番良いかもしれないので次回は明るい時間帯に試してみる予定。


自作虫の目レンズと魚露目8号

2023-11-13 13:09:02 | 撮影機材

高嶋さんのページで魚露目8号で、オリンパスの12-50mmとの間に絞りを入れると画質が改良されると書いてあったので、同じレンズを持っていたので試して見ていたが、ちょっとしたミスで仮止めのつもりで使った接着剤が回り込んで魚露目8号を外せなくなってしまった。とりあえず庭で試し撮りしたので・・絞りはいつものように黒いラシャ紙をファイル用の穴開けパンチで4Φほどの穴を絞りがわりにレンズ先端と魚露目8号の間に差し込んでいる。

外観は多少自作の方が大きめで先端が太い。魚露目は先端が20Φで接近するのに邪魔にならない。

魚露目は正立像で自作虫の目は倒立像となる。今回は比較の為そのまま載せているので正立像が魚露目8号。いずれの画像もDXOで画質調整してLightroomで補正とデータ圧縮処理をしているが、トリミングと周辺の色収差補正はかけていないので周辺を含めてそのままになっている。(自作虫の目レンズは周辺が少し蹴られている)

サザンカが1輪咲いていた

デュランタが今頃満開になったので風に揺れる花を手で押さえながら撮影。

紫式部の小さな実がまだついていたので撮影。

補正処理をかけるとこの程度のサイズであまり差が出なくなった。使い勝手は魚露目8号の方がコンパクトで良いと思う。処理前の画像では自作の方が若干良いと思ったが処理後を見比べると一長一短で積極的に推奨するほど差がなくなったような気がする。自作の方のマスターレンズを12-50mmに変えてみたがレンズ間距離の関係で蹴られが大きいので単純に交換することはできなかった。

魚露目8号は比較的安価で取り扱いが簡単なので簡易虫の目レンズとしてはお勧めです。私は先端にレンズキャップを嵌めてそのキャップの中央に18Φの穴を開けてレンズ固定用のナット18Φ0.5ピッチの付属ナットで接着してあります。