goo blog サービス終了のお知らせ 

蝶鳥徒然2

自宅周辺で昆虫や鳥達などの自然を撮影

虫の目レンズ改造結果

2022-11-28 09:12:06 | 撮影機材

このところ試していた虫の目レンズの改造結果。以前から使っていたCマウント用のタムロンの焦点距離2.2mmとボードカメラ用の焦点距離1.8mmと1.7mmを試してみた。前に書いたように私が購入した1.7mmは逆光でフレアがひどくて使えそうもなかったので次に購入した1.8mmとタムロンの2.2mmの比較をしてみた。

マスターレンズは旧タクマーの100mmマクロレンズ、中間レンズはズイコーのベローズ用マクロ20mmで、先端をタムロンとボードカメラ用のレンズを取り替えて試した。

外観 付いているのはボードカメラ用レンズの1.8mmで外してあるのがタムロンのCマウント用レンズ2.2mm。大きさがかなり違うが・・中間レンズはCマウントに変換して、M42マウント用の接写リングの中に組み込んであるので見えない。

タムロン2.2mmの試し撮り結果

1.8mmの結果

タムロンの方がかなり解像度が良い結果となった。

手持ちで撮っているので多少ブレているかピントが甘かったのかもしれないので後日晴天の日にもう一度三脚に固定して試してみる予定。レンズを組み合わせているので当然レンズの設計範囲外での使用となり、周辺は光量低下やフリンジがかなり出るが、Adobeのソフトで補正している。実使用上は手持ち撮影が基本なので、ストロボ併用となることも多くこちらも試してみる予定。中間レンズもペンタックスの110用の20mmの手持ちがあり、マスターレンズも引き伸ばし機用の50mmから105mmまで複数本持っているのでいずれ近いうちに組み合わせを変えてテストしてみたいと思っている・・際限がない?がとりあえず現状でタムロンの組み合わせは使える目処がたった(元に戻った?)のでのんびり試していこうかと考えている。以前中間レンズとして現行のマイクロフォーサーズの17mmや15mmのボディーキャップレンズなども使ってみたがあまり良い結果ではなかった。また一時期旧タクマーの35mmの逆づけを使ってかなり良い画質だったが大きく重くなりすぎたので止めた。マスターレンズもマイクロフォーサーズの60mmマクロや旧ズイコーの50mmマクロも使ってみたがレンズ間の調整がうまくできず円周状の小さい画像となってしまい諦めた。きっともっと良い組み合わせがあると思うので、超被写界深度の虫の目レンズは当面続けることになりそう・・・


虫の目レンズ改造その後・・(11/17 修正と追記)

2022-11-16 14:05:29 | 撮影機材

ネットでボードレンズ1.7mmを購入してテストしていたが横からの光線や逆行時のフレアがひどくて色々改造してみたが改善が見込めず1.8mmのレンズを購入して交換してみた。こちらは古くから虫の目レンズとして愛用されているG1.9と同じような感じで使えた。今回はマスターレンズをタクマーの100mm、中間をオリンパスの旧マクロ20mmで先端を1.7mmと1.8mmに変えてテスト撮影してみた。テープで仮止めなのでセンターが出ていないがとりあえずフレアの評価で・・・

1.7mm

1.8mm

外観 テープで仮止めなのでセンターも出ていないが、レンズの構成を変えながら再調整する予定。カメラはパナソニックのDMCーGX8

           マスターレンズ:タクマーマクロ100mm

   中間レンズ  :旧オリンパスベローズマクロ20mm

           先端レンズ  :ボードカメラ用1.8mm

今まで使っていた先端レンズはタムロンの2.2mm。解像度もフレア耐性も良く、絞り込むと同じような被写界深度になるので最終的にどの組み合わせで仕上げるかはまだ未定。タムロンはCマウントで大きいレンズだが、絞りとヘリコイドもあり汎用性が高くコーティングもしっかりしているので総合的には良いと思う。先端を小型にまとめるには今回使った1.8mmは1000円以下で通販で購入できて、フレアも少なく良いのではないかと思った。また色々と組み合わせて違う評価になるかもしれないが・・・海野さんが使っている虫の目レンズの先端レンズは1.7mmでうまくいっているようなので物によっては良いものが入手できるのかもしれない。ネットで見てもたくさんの1.7mmボードレンズが出てくるので試す価値はあるかと思う。(11/17追記)

 

 

 


虫の目その後

2022-11-14 09:04:28 | 撮影機材

虫の目レンズが魚眼に近い画角のレンズを使用しているためどうしても逆光気味に撮影することが多くなるので、屋外の撮影ではフレアやハレーション気味の絵になることが多くなった。多分レンズのコーティングの質か内部反射の処理の問題かと思うが・・・もう少し素性の良さそうなレンズが見つかったら再度調整しようかと思う。

逆光気味の試し撮りでタムロンの2.2mmと今回の1.7mmの比較。1.7mmの方は画角内に太陽が入ってしまったのであまり比較にならないが、補正かけてもこのくらい盛大に白くなる傾向。太陽を背にしての撮影が必須。

タムロンの2.2mm

今回使用した1.7mm

昨日。近所で望遠ズームでの撮影

羽が痛んでいるツマグロヒョウモンの雄。これでも高速で飛び回っていた。

狭山茶:お茶の花が満開

すぐ近くの小川も河川工事が始まって土手は通行止めで周辺の畑での撮影。いつも楽しませてくれる鳥や虫たちはいない。来年は元に戻ってくれるといいが、土手は桜並木が無くなり、コンクリートの壁になってしまったので期待できそうもない・・・近所の雑木林もかなり宅地になってしまった・・・その割には空き家が多い気がする・・・何か割り切れないが。


虫の目レンズ改造

2022-11-11 13:30:06 | 撮影機材

中国製のボードカメラ用レンズ1.7mmの広角レンズを入手したのでこれを先端レンズとして虫の目レンズを構成してみた。

色々とマスターレンズや中間レンズを取っ替え引っ替えで試してみた結果、一番コンパクトで画角いっぱいに近く取れる組み合わせを作ってみた。マスターレンズもOMDのマクロ30mm、60mmとOMのマクロ50mmやタクマーのマクロ100mmなど試したが、結局引き伸ばしレンズのニコン75mm F4を逆付けして中間レンズはオリンパスのベローズマクロ20mmを順方向につけて先端にボードレンズ1.7mmをつけて距離を調整。

引き伸ばしレンズはオリンパス用のヘリコイド付きテレプラス2Xをレンズを外してヘリコイドだけ使用して全体を組み立てOMD-EM1に取り付けた。

全体の画像

ヘリコイドとレンズ部に分離

先端の魚眼?ボードレンズ

まだ仮止めでテープ止めだが納得できたら一部接着固定する予定。

庭で撮影した結果のサンプル2cmほどの花を接写しながら背景もどの程度映るか試した結果を圧縮して補正したもの。

被写界深度がかなり取れたので、あとは光軸の調整を詰めて完成としたい・・と言いながら毎回改造しているのでいつまでも完成しないのが自作の欠点か・・・プラスティックの衣装ケース一箱分もあるパーツの山を見ているとつい改造したくなるのが問題。それなりの成果が出ればいいのだが終わりのない世界で・・・それ自身が楽しみ!


デジスコ遍歴から

2022-10-01 21:54:52 | 撮影機材

古い画像を整理していて10年以上前から2016年くらいまでデジスコシステムで改造しながら撮影したものがたくさん出てきた。この時のシステムの構造を撮影していたはずなのだが見当たらない。雲台もジンバル型を手作りしていたがこれも改造を重ねていたが残念ながら外観の画像が見当たらない。既に分解して処分してしまったので・・・。狙ったところにフリーストップで止められるので咄嗟に照準を合わせる時に便利だった。本体のスコープはスワロフスキーの最短撮影距離がとても短いATS -65HD。コンパクトデジカメも色々と変えながら、その都度スコープとの接続アダプターを手作りしたり、デジスコドットコムのものを改造して使っていた。ほとんど手作りの現物合わせでその場で改造しながらだったので図面も書いていない・・・

画像を見ていて結構良い絵が撮れていたなと今更ながら思う。それぞれのコンパクトデジカメとスコープの相性などを含めて眺めてみた。画像は載せるために圧縮しているが他はあまり手を入れてはいない。

初期の頃に使っていたソニーのW200。色合いと雰囲気が良かった。

初期の頃に使っていたパナソニックのFX7。今でもこの独特の色合いと雰囲気は好きだ。

一時期ニコンの1V1の標準レンズ付きをコンデジがわりに使っていたが、どうも低照度の時に階調が潰れて塗り絵のような絵になるので使わなくなった。デジスコとの相性はあまり良いとは言えないかもしれない。低照度の画像と普通の照度の画像。

キャノンのIXY30Sを使っていた時代のもの。レンズ面がカーブしている筐体なので安定して固定するのが難しかったが画像としては無難な線だった。

そこで同じキャノンのパワーショット120を使い始めた。かなり高性能で使いやすかったのでその後のメイン機種になった。問題は低温時にバッテリーがすぐに低下してしまうのでバッテリーケースを利用して外付けの大型電池をケーブルで伸ばして接続し、電池はポケットに入れて使っていた。

スコープが45度上向の構造のため、照準器を色々と改造して付けたり、なかなか工作マニアとしても良い相棒だったと思う。最近は腰痛もあり、三脚を担いで回るのが辛くなって、もっぱらオリンパスOMDーEM1に100-400mmズームで済ませているが、遠いところの蝶や鳥を狙うときはやはり後悔する場面が出てくる・・・1000mm-3000mmの世界はなかなか面白い世界だった。