台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

花蓮港廳 (平野歸化259番地260番地277番地)高砂社

2010-04-10 01:01:00 | 花蓮港廳
  
奉献の文字が刻まれている  当時の参道            神社が建立された場所

高砂社は水源小学校そばの開山道堂に向かう道を登った花蓮港を一望に見渡すところにあった。現在、神社のあった所は開山道堂という廟になっている。開山道堂のご老婦人の案内で開山道堂左側の空地奥から神社の遺跡として残っている石燈籠二基の柱の部分を見ることが出来た。一基には「奉獻 昭和十八年○○」の文字を読み取ることが出来る。
石段も残っており、この石段を上りきると広場になっており、左右に一基ずつ石燈籠があり、「氏子中」「昭和十八年一月建立」と刻まれている。この広場からもう一つの石段があり、その上が本殿であったのであろう。残念ながら途中で石段は切れているため、それ以上の神社の原型を確認することができない。
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