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台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

新竹州 牧場神社

2009-06-27 00:54:05 | 新竹州
新竹駅から海岸線を南下する3つ目の崎頂駅の裏手に青草山がある。と言ってもこの土地の人もあまり青草山については知らなかった。崎頂駅裏の仁愛路を南下して、壽山橋の手前を右折すると、左手に廃虚に近い旧日本式建物が見えてくる。神社の遺跡はこの旧日本式建物の裏側にあった。詳細は不明であるが、この建物は日本統治時代には動物(鶏および兎)の疫病に関する研究所で有ったようである。現在は行政院農業委員会家畜衛生試験所動物用薬品検定分所 実験動物研究系動物実験中心内の敷地となっている。
この神社はいわゆる私設神社であったため、神社に関する詳細な情報が全くない。どなたか、この神社に関する情報があれば是非ご提供頂ければ幸いである。
最初の訪問は2005年であった。既にその時から4年経っているがぜひもう一度訪問したい神社遺跡の一つである。
なお、この神社の名称である「牧場神社」とは私が勝手につけた名前であることをご承知願いたい。

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台北州(七星郡汐止街) 汐止神社

2009-06-20 00:59:31 | 台北州




汐止神社は汐止駅近くの大同路に面した汐止公園内の忠順廟にあった。汐止神社の面影を残す遺跡は多くあり、まず目を引くのが朱色の鳥居である。鳥居をくぐる前に当時の名残と思われる神橋(2005年5月の時点で道路整備のため取り壊されていた)も残っている。合計12基の石燈籠が残っており、赤い色で「御神燈 皇紀二千六百年記念」、「汐止公学校 自第一回至第二十四回同窓生」、「心昔会」、「益興炭鉱株式会社」などと刻まれている。一対の狛犬も保存良く残っている。
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台東廳 卑南祠

2009-06-13 00:19:39 | 台東廳


卑南国民中学裏の空軍山に続く路を登ってゆくと空軍の演習所と釈迦畑に分かれる道がある。釈迦畑道が行き止まる竹林の中に神社は外部からの騒音を遮断するかのように人目も付かず残っていた。周りの草木を取り除くと石段も姿を現した。
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花蓮港廳 ハラワン祠

2009-06-05 23:27:44 | 花蓮港廳


ハラワンは花蓮県南方にある小さなであり、玉里市街から玉里大橋を超えるとこの場所に到達することができる。日本統治時代の昭和12年(1927年)に下勞湾を落合と改めた。
この地に住みアミ族は数百年前に現在の瑞穂西村(紅葉温泉近く)から移り住んだものである。
当時の参道には木目の鳥居が残っているが、これはコンクリートで出来たもともとの鳥居の上に木目をつけただけである。参道横には2基の石燈籠が残っており、本殿があった場所は「哈拉湾公園聚会」となっており、歴代の頭目の写真が飾っているとのことであった。
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