不適切な表現に該当する恐れがある内容を一部非表示にしています

台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

4月13日「台湾に渡った日本の神々~フィールドワーク日本統治時代の台湾の神社」発売

2018-04-05 07:37:46 | 新刊

2002年から始めた神社跡地の探索から15年が過ぎました。これまでの、取材記録をまとめた本が(株)潮書房光人新社より発売されます。これまでの台湾に関する本とは異なり、神社をキーワードにして、日本統治時代の産業史及び社会史に触れるものです。タイトルは「台湾に渡った日本の神々~フィールドワーク日本統治時代の台湾の神社」です。内容は3部構成となっており、

第一部 総督府と神社

北白川宮能久親王、大正天皇御大典記念、皇太子台湾行啓、昭和天皇御大典記念、皇太子御生誕記念、国民精神作興10周年記念、皇民化運動、皇紀二六〇〇年記念、一街庄一社と一郡一社、招魂と護国、国弊小社、 県社、摂末社、遥拝所

第二部 産業及び社会と神社

樟脳、水力発電、ヒノキ、酒造、製塩、製糖、金鉱、石炭、その他の産業、軍隊、花街、農業移民村、漁業移民村、理蕃と先住民 、学校、山岳信仰、刑務所 、病院、私設、 その他

第三部 台湾の神社への疑問と回答

1)いったいどれだけの神社が造営されたのか

2)神社はどのような場所に、どのような社会状況下で造営されたのか

3)なぜ、総督府に公認されていない神社が多いのか

4)なぜ、原住民部落神社や企業神社は総督府公認神社になりえたのか

5)どのような祭神が祀られたのか、また、その必然性は

6)なぜ、台南州斗六郡に数多くの神社が造営されたのか

7)戦後、神社はどのように処理され、また、終戦とともに御霊代はどのように処理されたのか

8)神社はいつまで忠烈祠として利用されていたのか

9)神社は誰によって、なぜ、取り壊されたのか

10)なぜ、近年、神社遺構の保存、修復、復元が盛んに行われているのか

11)なぜ、台湾にこれほど多くの遺構や遺物が残っているのか 

本文中に取り上げた神社数は230社、往時の貴重な神社写真を含めて450点の写真を掲載しました。結果的に416頁になりました。                                           

定価2800円(消費税含まず)、販売は4/13から開始され、最寄りの書店でもお買い上げまたは取り寄せができます。アマゾンでも予約受付が開始されました。日本図書コードはISBN978-4-7698-1659-1 C0095です。

是非、ご一読願います。

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「心の故郷」最後の試写会

2018-04-01 08:10:01 | ビデオ・映画紹介

3/31に台北駐日経済文化代表処で特別試写会が行われました。会場には謝長廷代表も会場に駆けつけ、本作品が若者世代に日台の絆を知ってもらう架け橋となり、長年にわたり築かれた日台の友好関係がさらに深まればと話された。

なお、パンフレットの中に、(株)クリエイティブ21の御厚意により、今月13日に発売される拙書『台湾に渡った日本の神々』のチラシも入れて頂きました。アマゾンによる予約受付も開始されましたので、是非ご一読願いたく思います。詳しくは次回のブログでご連絡いたします。

上映前の挨拶をする謝長廷代表

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする