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台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物
日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也
台北州 (羅東郡五結庄) 二結稲荷社
2010-04-17 08:42:05
|
台北州
萬應廟前の石燈籠
二結稲荷社は大正10年5月、当時の台南製糖株式会社宜蘭製糖場内に建立された企業神社である。しかしながら、世界経済の不景気の影響をもろに受けて資金調達が出来なくなった台南製糖は破産宣言を行い、昭和3年、昭和製糖株式会社と合併した。昭和14年、大日本製糖株式会社と合併し、宜蘭製糖場は二結製糖所と呼ばれた。
残念ながら、この稲荷神社の鎮座地が確定できていない。五結郷上四村福徳路97の萬應廟前に2基の石燈籠が残っており、この一帯あたりに神社があったとも言われている。一方、薛長興化工廠あたりが鎮座地であるとの情報がある。どなたか、情報があれば是非教えてください。
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京鼎楼ではごちそうさまでした
(
山本麻衣子
)
2010-04-23 16:09:17
21日夜に長春路でご一緒させていただきました山本です。興味深い話をお伺いしたので、さっそくブログを拝見しました。昔時を知る方の情報や古写真を頼りにご自身の足で調査されていくのは本当に根気のいる仕事だと思います。どうぞ、御著書をまとめ上げるまでがんばってください。
蛇足ながら歴史家のはしくれとしてコメントさせていただきますと、私には、台湾の神社が当時の日本人社会や台湾人の社会にとってどのような意味を持っていたのか、どのような機能を果たしていたのかという点により興味が湧きます。22日に中山国中駅近くの八卦祖師廟で台湾人の寄進者名らしきものが書かれた二宮金次郎像を発見しました。残念ながら作られた年代は分からなかったのですが、金次郎譚のような民衆道徳が台湾人にどのように受け入れられたのか等まで含めて考えると、金子さんのご研究にふくらみが出てくると思います。
ご存知かもしれませんが、台湾総督府档案は中央研究院で閲覧できるようですし(
https://sotokufu.sinica.edu.tw/sotokufu/
)、明治期については日本の中京大学の台湾史研究センターで総督府文書のデータベースを作成していますので(
http://www.chukyo-u.ac.jp/reserch/irss/taiwan/index.html
)、少々専門的な作業になりますが、当時の総督府文書にあたってみると神社をめぐるより実態的なことが分かってくると思います。
それでは、金子さんのお仕事・ご研究双方におけるさらなるご活躍を期待しています。
返信する
Unknown
(
金子展也
)
2010-04-24 00:41:46
山本様
さっそくのコメントおよび有益な情報有難うございました。
この種の研究となるとどうしても大上段から構えてしまう内容になってしまいますが、ご指摘の通り、もっと目線を低くして研究・調査をしてゆくことも忘れないようにしたいと思っております。今後ともアドバイス願います。
返信する
宜蘭県の神社
(
管理人
)
2011-06-11 15:42:09
サイト内検索で”神社”とタイプすれば県内の神社情報が分かります。
有名な礁渓温泉も有りますので是非お越しください。
台北からは首都客運若しくはカバランバスでたった45分で着きます。宿泊情報も上記サイトで調べられます。
返信する
Unknown
(
金子展也
)
2011-06-12 09:17:23
コメント有難うございました。早速、サイトを拝見させて頂きました。
二結稲荷神社の場所は薛長興化工廠横か、または萬應廟前のどちらが正しいのでしょうか?宜蘭文献雑誌でこの神社の記事を書かれた方のご案内で薛長興化工廠にも行きました。
何か確実な建立場所情報があれば是非ご提供願います。
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2001年から2006年まで台湾に駐在し、駐在期間から神社遺跡に興味を持ち、現在に至っています。現在は、仕事の傍ら、一般財団法人台湾協会評議員として活動中です。
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