台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

花蓮港廳 馬太鞍遙拝所

2009-09-12 00:43:53 | 花蓮港廳



この神社は遥拝所であった。聞きなれない名前かもしれないが、遥拝所とはこの場所を経由して「神社」に参拝するところであった。例えば、花蓮港神社や台湾神社などがその対象であった。

馬太鞍遥拝所は現在の光復郷中山路3段に在った。光復後に台湾基督長老教会馬太鞍教会として変貌をとげていた。花蓮県では唯一この神社が教会として建て替えられた所である。当時檜造りの神社本殿の周囲は松の木で囲まれており、ちょうど現在の教会入口の門辺りには大きな鳥居があり、すぐ傍には一対の狛犬が配置されていた。

馬太鞍はマタアンと呼び、日本統治時代は上大和の地であった。
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