台湾に渡った日本の神々---今なお残る神社の遺構と遺物

日本統治時代に数多くの神社が建立されました。これらの神社を探索し神社遺跡を紹介するものです
by 金子展也

「海外神社 公開研究会」のお知らせ

2014-03-12 20:27:47 | 海外神社研究会

「海外神社 公開研究会」の開催についてお知らせいたします。

この公開研究会は神奈川大学痔文字資料研究センター主催によるもので、今回のテーマは「海外神社とは?資料と写真が語るもの -台湾と韓国の事例を中心にー」で、台湾および韓国よりの研究者の講演も含んだ研究会となります。

台湾からは黄士娟副教授(台北国立芸術大学)が参加されます。台湾における神社の研究調査をこれまで行えたのも黄先生の修士論文があったからで、大変尊敬している先生です。

なお、公開研究会での講演は、

① 台湾の神社とその跡地について

② 台湾神宮の消長と地下神殿

③ 解放後の朝鮮神宮の解体とその跡地利用について

④ 戦後台湾における神社建築と処理政策と金瓜石神社の再利用計画について

 是非、当日参加頂ければ幸いです。

また、同時に同じ研究協力者の稲宮さんの写真展示会も3/25~3/30まで行っていますので合わせてご来場頂きたく思います。

 

日時:3/29(土)13:00~17:00

参加費:無料

会場:神奈川大学みなとみらいエクステンションセンター

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3月号の「な~るほど・ザ・台湾」----「KANO」

2014-03-01 07:29:00 | な~るほど・ザ・台湾

先月の22日に嘉義市立球場行われたで映画「KANO」のプレミア上映会では大勢の方々が鑑賞されたようです。また、27日からは一般公開がされます。まさに、今の嘉義は「KANO」で一色のようです。

さて、「KANO」とは「嘉義農林」のことであり、昭和6年の甲子園で準優勝を勝ち取った野球チームです。特に注目を浴びたのは、この「KANO」は原住民、漢人と日本人との混成チームであり、原住民に対する珍しさとともに彼らの先天的な運動能力に当時の日本人は驚嘆したのでしょう。ひたすら、「投げて・打つ・走る」という野球の原点を忠実に実行したチームでした。ともすると、余りにも、小細工が多くやプロ野球に近くなってきた高校野球の中で、改めて体でぶつかる荒々しい野球を実践した「KANO」を見てほしいと思います。

今月の「な~るほど・ザ・台湾」ではチームを率いる近藤兵太郎監督はどのようにしてこの「KANO」をここまで引き上げたか、野球一筋で人生を過ごした近藤の野球哲学を書いてみました。是非ご覧ください。

プロデューサーは「海角七號」で一躍有名になった魏徳聖で、近藤兵太郎を演じるのは永瀬正敏です。なお、日本での上映はゴールデンウィーク辺りになるようです。楽しみです。

その他、これまでの「台湾に残る日本の神々」の連載では「苗栗神社」と「嘉義神社」を取り上げています。

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