平成23年04月04日付の神社新報に掲載された「台湾の神社跡を訪ねて 第七回 移民村の神社」です。今週はその3 北斗神社です。
北斗神社
台湾中部における官営移民村は秋津村(昭和七年)をはじめとして豊里村、鹿島村、香取村、八重洲村および利国村が北斗郡に建設された。
これら移民村の守護として造営された北斗神社は、現在の北斗高級家事商業職業学校にあった。終戦後しばらくは石灯籠が残ってゐたが、学校前に神社路といふ通りを整備した際にすべて取り壊されて土の下に埋められたやうである。幸ひ、その一部は中山路と光復路の交差点に残されてゐた。その他、同神社に奉納された狛犬が斗苑路一段一二〇号の奠安宮内の奥に安置されてゐる。
この神社には神馬があった。この神馬が北斗を離れて遥か高雄県鳳山市の陸軍軍営学校内にあることが判明した。残念ながら、「北」の文字の廻りを七つの星が囲む神社の神紋は銅馬からは確認されてゐない。
北斗神社▼鎮座日=昭和十三年十月六日▼祭神=明治天皇、大国魂命、大己貴命、少彦名命、能久親王▼例祭日=十月六日▼社格=郷社▼社歴=昭和十九年八月六郷社列格▼鎮座地=台中州北斗郡北斗街北勢寮▼現住所=彰化県北斗鎮大道里文宛路十七
陸軍軍営学校内の神馬
北斗神社
台湾中部における官営移民村は秋津村(昭和七年)をはじめとして豊里村、鹿島村、香取村、八重洲村および利国村が北斗郡に建設された。
これら移民村の守護として造営された北斗神社は、現在の北斗高級家事商業職業学校にあった。終戦後しばらくは石灯籠が残ってゐたが、学校前に神社路といふ通りを整備した際にすべて取り壊されて土の下に埋められたやうである。幸ひ、その一部は中山路と光復路の交差点に残されてゐた。その他、同神社に奉納された狛犬が斗苑路一段一二〇号の奠安宮内の奥に安置されてゐる。
この神社には神馬があった。この神馬が北斗を離れて遥か高雄県鳳山市の陸軍軍営学校内にあることが判明した。残念ながら、「北」の文字の廻りを七つの星が囲む神社の神紋は銅馬からは確認されてゐない。
北斗神社▼鎮座日=昭和十三年十月六日▼祭神=明治天皇、大国魂命、大己貴命、少彦名命、能久親王▼例祭日=十月六日▼社格=郷社▼社歴=昭和十九年八月六郷社列格▼鎮座地=台中州北斗郡北斗街北勢寮▼現住所=彰化県北斗鎮大道里文宛路十七
陸軍軍営学校内の神馬