ダムカードを貰いに島地川ダムまで行きましたとき、ダムの周辺案内図に『塔の岩』というのがあるのを見つけました。
ダムの堰堤の東側から、ダム湖の周回道路に入って1kmぐらい。
支流が流れ込む場所で、道が大きくカープをしているところから上を見上げると、特徴的な岩とお社が見えました。
道端にあった、説明板。
お社のほうは、『河内木谷社』というんだな。
この奥の集落にあるという『先山のミズメ』なる巨樹も気になったんだけど、災害復旧工事でもしているのか、トラックやコンクリートミキサー車が、細い道にどんどん入っていく。
先まで通れるかどうかもわからないので、今回はあきらめました。
『塔の岩』については、防長風土注進案(江戸時代末期に萩藩が領内を把握するために編さんした地誌)にも記載があるとのこと。
かなりの昔から、信仰の対象として認識されていたものなのでしょうね。
せっかくですから、『塔の岩』まで登ってみましょう。
岩まで上がる階段があるのですが、登り口は、下の建物の間にあります。
この建物、神社の社務所のような役割なのかな?
なぜか、屋根の下でバーベキューをしたような形跡がある。
神社のお祭りのようなものをした跡なんだろうか?
結構急な階段だけど、手すりがついているのは有難いな。
階段途中には、『猿田彦大神』と彫られた石塔が2つ。
おそらくは、ダムに沈んだ集落にあった庚申塔を、ここに移設したものではなかろうか?
近づいて見ると、見事に三つの岩が積み重なっているな。
岩には、しめ縄がかけてあります。
お社のところまで上がってきました。
この角度で岩を見ると、何か別のモノに見えないこともない。(^^;)
三つの岩は、意外にも、結構不安定な形で積み重なっていました。
この状態で、何百年もよく倒れないなぁ・・・・。
その不思議さが、信仰の対象になった所以なのかもしれませんね。
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