オ気楽ナ・・・毎日

休日のドライブや旅先で見つけたモノを紹介しています。
主に、山口県内。たいして珍しいものはないかも・・・

妙見宮鷲頭寺

2007-06-29 01:44:33 | 小ネタ
今回も、だいぶ前に撮った写真ですが・・・・。

下松駅から西に、徒歩で10分程度。山陽本線を越える高架横に、『妙見宮鷲頭寺』があります。
れっきとした真言宗御室派のお寺なのですが、名前を聞くと神社なのかお寺なのかよくわからない・・・。
ちなみに、地元での呼び方は『妙見さま』。

入り口からして、こんな感じです。



鳥居と、その奥に続く、お稲荷様を連想するような、朱色のアーケード(なのかな?)。
でも、その奥には・・・・。



立派な仁王門があったりします。

もっと不思議なのが、本堂(と言っていいのか・・・)。



これは横か見たところですが(画像の右手が正面)、本殿と拝殿に分かれた、完全な神殿造りになっています。
これぞ、神仏混合ってな感じですな。なんで、こんなことになっているかというと・・・。

ここ鷲頭寺は、元は、下松市の地名に由来する『降松神社』の別当、閼伽井坊でした。
それが、明治の廃仏毀釈・神仏分離令によって、『降松神社』から切り離され、現在の下松市中市に移転したわけです。
『降松神社』は、妙見信仰の発祥の地とも言われています。
その信仰の対象であった「妙見菩薩」を、明治の神仏分離の際に遷座して、本尊として祭ってあることから、お寺とか神社とかの垣根を越えて、「妙見様をお奉りしている場所」という意識が強いのでしょうね。
ちなみにここは、日本における「節分祭」の発祥の地・・とも、されていますよ。

で、ちょっと前置きが長くなりましたが、今回のエントリーは「小ネタ」。
何が言いたかったかと言うと・・・。



本堂を正面から見たところ。赤丸のところを拡大しますとですね。



この彫刻が、たぶん、このお寺のシンボルなんでしょう。
松がぶら下がっていて、『下松』の地名の由来だと主張してるのかな?

根元からぶった切れた松。斬新ですね~(笑)