○ゴモヴィロア 「人狼への転生、魔王の副官」漂月(アース・スターノベル)
現代日本から魔族と人間が争い続ける異世界の人狼に転生した青年が、魔王の副官として魔王軍の快進撃を陰から支える異世界転生ファンタジー。でも、ピカレスクとかダークではなく、コメディ色が強い正統派英雄譚で、さくさく話が進むところも面白い話ですが、その魔王軍旗揚げ時の最古参にして第三師団長、主人公ヴァイトの師匠でもある大賢者ゴモヴィロア。この話といえば、まずリューニエ皇子がヒロインだと思うんだけれど男だしなあ……ということで師団長をピックアップ。
もともと人間で、古王朝時代の王族でしたが、母国が滅びた際に殺され、野ざらしにされていたのが秘術で復活。以後、死霊術師として研究に邁進します。今では死霊術に限らず、世界最高の魔術師ですが、外見は殺されたときの幼女のままで停まってます。でも、中身は数百年以上生きてるお婆ちゃん。
王族であった頃の名前は、ゴモヴィロア・ゾアケルス・ガオル・ゲルファバル・グルン。でも、長いし、可愛くないので、本人は「モヴィちゃん」と呼ぶよう強く求めています。性格は人見知りにして引きこもり。
「たとえばですけど、『同僚のみんなと食べるフルコース料理』と『書庫の隅っこで独りで食べるサンドイッチ』だったら、どっちがいいですか?」
「もちろん『書庫の隅っこで独りで食べるサンドイッチ』じゃろう」
「ですよね!」
「薄暗い部屋で独り、ひっそりとサンドイッチを食べる時間は安らぐからのう……」
そんなモヴィちゃんも、やはり頼りになる師匠であり、知恵者であり、魔王軍を支え、ヴァイトを見守り、人々の危機を何度も救っていくことになります。陰から魔王を支える地味な副官と言いつつ、すぐに突撃する主人公より、遙かに陰からみんなを支え続けます。
現代日本から魔族と人間が争い続ける異世界の人狼に転生した青年が、魔王の副官として魔王軍の快進撃を陰から支える異世界転生ファンタジー。でも、ピカレスクとかダークではなく、コメディ色が強い正統派英雄譚で、さくさく話が進むところも面白い話ですが、その魔王軍旗揚げ時の最古参にして第三師団長、主人公ヴァイトの師匠でもある大賢者ゴモヴィロア。この話といえば、まずリューニエ皇子がヒロインだと思うんだけれど男だしなあ……ということで師団長をピックアップ。
もともと人間で、古王朝時代の王族でしたが、母国が滅びた際に殺され、野ざらしにされていたのが秘術で復活。以後、死霊術師として研究に邁進します。今では死霊術に限らず、世界最高の魔術師ですが、外見は殺されたときの幼女のままで停まってます。でも、中身は数百年以上生きてるお婆ちゃん。
王族であった頃の名前は、ゴモヴィロア・ゾアケルス・ガオル・ゲルファバル・グルン。でも、長いし、可愛くないので、本人は「モヴィちゃん」と呼ぶよう強く求めています。性格は人見知りにして引きこもり。
「たとえばですけど、『同僚のみんなと食べるフルコース料理』と『書庫の隅っこで独りで食べるサンドイッチ』だったら、どっちがいいですか?」
「もちろん『書庫の隅っこで独りで食べるサンドイッチ』じゃろう」
「ですよね!」
「薄暗い部屋で独り、ひっそりとサンドイッチを食べる時間は安らぐからのう……」
そんなモヴィちゃんも、やはり頼りになる師匠であり、知恵者であり、魔王軍を支え、ヴァイトを見守り、人々の危機を何度も救っていくことになります。陰から魔王を支える地味な副官と言いつつ、すぐに突撃する主人公より、遙かに陰からみんなを支え続けます。