「間違えてはならない、私はそう自分に言い聞かせて生きてきた--」
エドワード・グラン・エーテルダムはすべての国民の模範にならないといけないと己を律し続け、周囲が賢者と呼んで自身を見なくなり、鬱屈したものを抱えていたことを認めた。
ブレイブ領で全身大火傷を負って死にかけ、九死に一生を得たエドワードの人生観は一変したらしい……。
夏季休暇が終わった。中間試験が終われば二学期最大のイベント「賢者聖祭」だが、成績優秀者として1年生徒会執行部にエドワードともども抜擢されたラグナやアリシア、マリアナはイベント企画に大わらわ。しかも、そんなところに舞い込んだのは、いつの間にか姿を消していたパトリシアが、敵対している公国の聖女として賢者聖祭の来賓で出席するという報せだった……。
苛めからの決闘騒ぎも瞬殺ですが、それでも一筋縄ではいかないトラブルが頻発するのが飽きさせない理由かな。
ひたすらコーヒーを煎れているかコーヒー愛を語り続ける(聖女予定)マリアナが良い感じにキャラ立ちし始めてますが、火傷から復活したエドワードの変貌っぷりも良い感じに転がってます。もともと能力は高かったのに、周囲からの期待で歪み、聖女もどきの誘惑に蕩けてしまったのが、巧い具合に流れて固まった感じです。
そして転生者らしいパトリシアの目的が垣間見えましたが、これまた面倒くさく迷惑な話ですね。
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