時間のしずく time drops 

たいせつなもの。すきなこと。

昔の煉瓦

2012-12-07 | 古い建物 のこと

 煉瓦っていいよねえ。

昔の煉瓦は、なんとも でこぼこと味わい深くて、すきだなあ。

 

 

きれいなアーチ。煉瓦の隙間から生えた雑草がまたいいね。
古いものが残っていても、街並みは現代だから、
こうして撮ると、あちら側には普通の風景が広がる。。。ざんねん。

街ぐるみで景観を大切にする国では、こうしてカメラを向けた時に
どこからのアングルでも絵になるんだよねえ~。
どの写真も絵はがきみたいに上手に撮れちゃう。

昔行ったブルージュの街をぶらぶらしに行きたいなあ~。いますぐに!

とっくにオトナのくせに、「どこでもドア」があったらなあ・・・とたびたび思うわたしです。
ま、妄想は自由ですから~。

 

 


O型コーティング

2012-12-06 | essay




近所の下校パトロール中にママ友と喋っていて血液型の話に。
夫B型 わたしO型。
「ウチの子 揃いも揃って3人とも B型だよ」 と言ったら

同じくB型の彼女、驚いてこう言う。

「え~~~!! それは・・・たいへんでしょう~。
 でも、うまい具合に3人ともO型でまあるくコーティングされてる!!」 

ハハハ~!うまいこと言う~!

でもねえ、外からそう見えるだけのこと。
3人ともそれぞれの方向に超マイペースです。
夫も含め、ベクトルの向きの違う4人のB型と暮らしを共にするわたし。
もはや、それをひとつに束ねようなどと思うことは、とっくに止めました~。

それより、いっそB型夫の(まるで悪気のない、けれど腹の立つ)毒舌癖もコーティングしたいわ~。


 


映画「最強のふたり」

2012-12-05 | 映画 のこと



観たいなと思いつつ見そびれていた映画。「最強のふたり」を観てきた。
邦画好きなともだちkさんに誘われたものだから、
瞬間的に邦画の「ジャージのふたり」を思いだしてしまったよ。(笑)

川越スカラ座へ。
だいすきな昔ながらの古い映画館。

  

実話をもとにしたこの映画、何とも底抜けに幸せな気持ちにしてくれる。(フランス映画なのに!)
観終わりたくない気持ちになる映画は久しぶりだなあ。(フランス映画なのに!)

フランス映画なのに(しつこい)、誰も死んだり酷いことの起こらないハッピーエンドにほっとするわ。
そしてこの俳優さんお二人とも、すごく魅力的~! いい味だしてます。

いい映画を観ると、いい気持ち~。
しばらくの間、現実の閉塞感を吹き飛ばして
世界がぐ~んと拡がったような気分にしてもらえます。 

そういうの、大事よね!

世界は一気には変わらない。
一歩一歩。 動きがないように見えても着実に動いてる。
そして、いつでも希望を胸に。

Keep smiling!!



   時の鐘 たまには真下から。







森のなかの雑貨屋さん

2012-12-04 | essay



「一日だけの雑貨屋さん」のメンバーのお知り合いが、
ご自宅で開催している森の雑貨屋さんへみんなと連れ立ってお邪魔してきた。

深い秋の森~
すてきなおうち~~
こんな森の中の家って、とっても憧れます。

白いウッドデッキがおしゃれなお庭からリビングへ。お客様で大賑わい。
地元のママさんたちがチャリでわんさかわんさかやってきて
学校行事ですか~~ってくらいの母の群れ。
どこも、ママさんの口コミはすごい!

今回初めてお邪魔するというのに、わたしの作品も委託させていただいており、
自分たちのイベントではない場所で自分の作品に出逢うのは、
なんとも懐かしいようなくすぐったいような。

知らない土地。あたらしい場所。同じ手しごと好きな方々。
いろいろとっても勉強になります~。

こちらの森の雑貨屋さんには、コーヒー屋さん、お弁当屋さんも出店していて(ねぎまで売ってた!!)
すてきなお庭に座って温かいコーヒーとおいしい森の空気をまったりといただきました。

そして、新鮮なネギやらカブやらを抱えて森から帰還。
深い秋をこころとからだで感じとれる一日でした。
雨上がりの森林浴はいいわ~~。
  





過去の「近未来の建築」

2012-12-02 | 古い建物 のこと

 

黒川紀章氏が設計した国立新美術館。
古い建物がすきなわたしだけれど、
近年の新しい建物の中で、この美術館はすきなんだ。



光と影の効果や、吹き抜けの解放感、
巨大な逆円錐がなんともおもしろい。この波打つ外観もね。




黒川紀章さんの建築物といえば・・・

大阪から越してきたばかりの小学校4年生の頃
「うっわ~~東京ってスゴイところや!」と、子どものわたしに思わせた建築物は、
西新宿の高層ビルなどではなく、父の車から眺めた、あの黒川紀章氏のカプセルタワーでした。


その少し前、大阪でみていた子ども番組に、
実写の着ぐるみの宇宙人家族みたいな物語があって、
その中に出てくるマンションみたいな建物のイメージが
あのカプセルタワーに似ていたから、もあるのだけれど。
 (あの番組、なんだったんだろう?番組名が知りたい~)

子どもゴコロに、やっぱり東京は進んでいるから宇宙っぽい未来の建物も
あるんやなあ~!と感動したのでした~。

あの中銀カプセルタワー。あの感動から約35年位は経つのに
首都高から眺めるだけで未だに実際近づいたことはないんだよねえ。
通るたびに、毎回つい見入っちゃうのだけれど。

あの頃、未来の建物だ~!って思ったカプセルタワー。
すっかり「未来」は追い越して先へ行ってしまったけれど
それでも、わたしの中ではやっぱり特別な「近未来の建物」です。







国立新美術館 リヒテンシュタイン展

2012-12-01 | 展覧会・アート のこと



昨年、長男の高校の保護者会で出逢ったおNEWなともだち・Yさんのお誘いで
「リヒテンシュタイン 華麗なる侯爵家の秘宝」 展へ。

これはこれは!まさに華麗なる展覧会でした。

リヒテンシュタイン侯爵家の絵画コレクションのほか、
煌びやかなキャビネットや、和洋折衷な磁器製の燭台などなど。
これでもか~っていうほど豪華絢爛なバロック調の品々。

「夏の離宮」の4枚の天井画はとても見ごたえあり!


 
   「古代ローマの廃墟のある風景」ヘルマン・ポステュムス 1536年

この絵には見入ってしまった~。
あのローマ市内にあるフォロ・ロマーノなどの古代遺跡。
この絵が描かれた約500年前にも、既にこうして巨大遺跡がごろごろと転がっていたわけよねえ・・・。
(真ん中の下の方に人間がひとり描かれています)
何だか感慨深いなあ。
古代ローマは紀元前のハナシだもの。
時空を超えて、現在も500年前もたいして変わらないってことが何だか不思議でしかたがない!


     「ベツレヘムの人口調査」 ピーテル・ブリューゲル2世 1607年

この絵。すごくおもしろい。この時代のまちの暮らしが手に取るように描かれている。
じっと見ていたら、いろんな音まで聞こえてきそうよ。



「虹の女神イルスとしてのカロリーネ・リヒテンシュタイン侯爵夫人」
 エリザベート・ヴィジェ=ルブラン 1793年

ポストカードではよく見えないけれど、雲の下に綺麗な虹が掛かっていて
それはそれは美しい絵。日本の民話もギリシャ神話も似たようなモチーフがあるのね。
どう見ても、天女の羽衣だわ~。

しかも、この裸足。 当時高貴なひとを裸足で描くことはありえないことだったそうで
物議をかもした一枚なのだそうだ。なるほど~。
それにしてもたいへん綺麗な夫人だ。

そして、実になんとも可愛らしいこの一枚。


「マリー・フランツィスカ・リヒテンシュタイン侯女2歳の肖像」
フリードヒ・フォン・アメリング 1836年

手を伸ばしたら柔らかな巻き毛に触れられそうなくらい鮮やかな色彩の肖像画。
またこの抱いた人形のリアルなこと!

展覧会のラストに飾られているこのしあわせな寝顔に
だれもがココロをふんわりと包み込まれるような気持ちで出口へ~。

リヒテンシュタイン侯爵家の世界を堪能いたしました~。

ゴージャスな空気をたっぷり味わいつつ
ゴージャスついでにランチは3Fにある「ブラッスリー・ポール・ボキューズミュゼ」へ。

  ナフキンも立派な刺繍入り!

円錐形のトップにぐるりと席があります。
入り口で結構並んだけれど、お喋りしてたらあっという間。
並んだ甲斐がありました。さすが味わい深い美味しいフレンチでした。

 国立新美術館は、うつくしい。

ここの解放感と、晴れた日の陰影が結構すきです。

3月に開催される「カリフォルニア・デザイン1930-1965」も おもしろそう!



 


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