▲ 『現代思想』2018年1月 特集 現代思想の総展望 青土社 1500円+税
▲『現代思想』2018年1月 特集 現代思想の総展望 青土社
▲『現代思想』2018年1月 特集 現代思想の総展望 目次1
▲ 『現代思想』2018年1月 特集 現代思想の総展望 目次2
柄谷行人 「資本の「力」とそれを越える「力」」
中沢新一 「レンマ的算術の基礎」
大澤真幸 「根源的構成主義から思弁的実在論へ・・・・・・そしてまた戻る」
など
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2001年9.11事件から15年もすぎた、2016年3月頃、NHKが、「陰謀論」の特集を組んだ番組があった。報道特集というよりは、娯楽番組の範疇で構成されていた。視聴者の鋭い批判をかわすためだろうか。パックンなどコメンテイターが、進行をつとめていたのだが、陰謀なのか、そうでないのか、双方の意見を交えているのだが、たとえば9.11事件は、陰謀が行われたとする見解の人に対して、事故現場を見ているのですかと、およそ回答不能な質問を陰謀論者に浴びせたり、またアメリカ政府寄りの事故調査の見解を強調するなど、最初から、陰謀否定ありきの論争紹介であった。最後の教訓として、政府の見解を鵜呑みにしてはいけないが、自分の判断も、疑いなさい、陰謀論を鵜呑みにしていけないと、真相を語ることの基準や論拠を示さず、不可知の領域へと誘っているのだ。
一つ一つの事件なり事項を判断できるに足る見解の論拠を、逐次・網羅的に紹介し、参考資料文献先もあげ、それぞれのテーマを押さえた上で、扱う事件や事項の移動が必要と思われたのだが、肩すかしの、隠蔽番組といってよい、後味の悪い番組になっていた。
すでに、9.11事件現場に大量に降り・堆積したコンクリートのパウダーに混じって、軍事的・あるいは、解体爆破で使用される「テルミット」という鉄を瞬時に融かす物質が発見されていることは、あの番組の製作者は、全く知っていないらしい。また、9.11事件後、消防署員、災害ボランティアなど現場に長時間いた多数の人々が、次々と悪性腫瘍に罹患しているのをご存知ないのだろうか?
「陰謀否定という陰謀」を指摘しておかなければならない悲惨な番組であった。
もっとも、その陰謀論否定の手口は、ある意味では、何を隠したいのか、何を隠蔽したいのか、如実に語ってもいて、それはそれで、「否定の手口」、方法の痕跡をきちんと残してくれた。
権力にとって、どうしても隠したいこと、隠蔽したいことの目録ができたようなものである。世界権力の忖度度ではかなり上位を占める日本という国家の恥ずべき体質と、それに寄り添うメディアの陰惨な事後処理能力を目撃してしまった。
さて番組は、フリーメーソンについての風説も取り上げていた。これについては、こちらの資料・素材不足なので、2017年中にある程度、探したのだが、年度末に至ってしまった。2018年に再開したい。
▲▼ 権力は、ロビー活動・議会工作・諜報工作・扇動・経済協力誘導・プロパガンダ・報道・放送メディアの寡占・・・・・これでも足りない場合は
そして、秘密軍事工作・・・・・自然災害を装うレーザー兵器?とあらゆる、追加軍事オプションが目白押しである。さらには、近年「クライシス・アクター」という極力経済的に効果をもたらす「事件演技」まで世界中で一般化しつつある。事件や事故は、本当に起きていたのか?すら質問しなければならない次元に来ている。2018年は、さらに新手の工作・作法が出現するやも知れない。
▲ 権力は、ロビー活動・議会工作・諜報工作・扇動・経済協力誘導・プロパガンダ・報道・放送メディアの寡占・・・・・これでも足りない場合は 何をするのか・・・・・・・
2018年に
つづく