野散 NOSAN 散種 野の鍵 贈与のカオスモス ラジオ・ヴォルテール

野散 のさん  野を開く鍵 贈与のカオスモス 散種 混沌ー宇宙 想像的・歴史的なもののジャンルなき収蔵庫をめざして 

JFK ケネディ大統領暗殺事件50年 以後にむけて その2 

2014年12月07日 | JFK ケネディをめぐる本・新聞記事
JFK ケネディ大統領暗殺事件50年 以後にむけて その2このブログでは2009年の開設以来断続的にケネディ大統領暗殺事件を記事にしているのだが、2013年の事件後50年前後に当ブログで掲載した本の紹介で、漏れ落ちていたものを紹介。今回は全米一の検屍官と言われているシリル・ウェクトの著書 『大統領の検屍官』徳間書店 1994年  . . . 本文を読む

JFK ケネディ大統領暗殺事件50年 以後にむけて その1 

2014年12月06日 | JFK ケネディをめぐる本・新聞記事
JFK ケネディ大統領暗殺事件50年以後、世界を恐怖に陥れた白昼堂々暗殺事件はまるで何もなかったかのように、報道メディアは新しい事件や政局の動きを追いかけている。2013年のケネディ暗殺事件報道については、すべてのテレビの特集を見たわけではないのだが、惨憺たる出来の番組ばかりだったのではないだろうか。魔法の銃弾は存在したかのような下劣な科学分析など披露した局もあった。それに比べると、1980年代から、1990年代、そして、2003年の暗殺事件40年後頃までの著作・研究の方がすぐれていたように思う。2013年のケネディ暗殺50年前後にいくつか、ケネディ暗殺事件に関わる日本語で読める本や、事件直後の新聞記事などを紹介したことがあった。去年のうちに紹介したかったのだが、我が家の書庫の地殻断層の探索で、ようやく、別な本を探している間に見つけだした本をいくつか紹介したい。今回は、ケネディ大統領が運び込まれ、必死の蘇生を試みたパークランド病院の医師の証言や、検屍官たちの言説を紹介 . . . 本文を読む

アメリカの小学生が学ぶアメリカ史 そして日本のアメリカ史研究入門のいくつか その1

2014年12月05日 | オリバー・ストーン、ピーター・カズニック
アメリカの小学生が学ぶアメリカ史 去年、オリバーストーン監督、共著者のピーター・カズニックが『もう一つのアメリカ史』著書刊行・ドキュメンタリー作品放映に合わせ、講演会・シンポジウムなどが行われた。NHKでも放送になったので、視聴した人も多かったのではないだろうか。その際、今まで知られていなかった歴史解釈、隠蔽されていた情報も数多くあり、最後まで、一気に見た。またその著書では、ドキュメンタリー映像では扱わなかった部分もさらに掘り下げて言及していた。今年に入って、10月からオリバーストーンらの著書を紹介するにあたって、日本で講演したオリバーストーンが、アメリカの子供たちが教えられている教科書の嘘のことにも触れていた。ではアメリカの子供たちは、アメリカ先住民について、アメリカの領土拡張、アメリカ・メキシコ戦争、第2次世界大戦や、日本との戦争、原爆投下、ベトナム戦争など、どのように教わってきたのだろうか。2005年にジャパンブックから『アメリカの小学生が学ぶ歴史教科書』と題する本が出版されていた。どこの国の歴史も、ある観点から見ればナショナリズムに満ちた、愛国・礼賛的な部分があるのは確かなのだが、ではアメリカの歴史はどんな風に語られてきたのだろうか。 . . . 本文を読む

フェデリコ・フェリーニをめぐる本 その1

2014年12月03日 | 映画遊記
フェデリコ・フェリーニをめぐる本 その1 1990年代初頭のころまで、映画に夢中の時代があった。若い頃フェデリコ・フェリーニの『道』を見て映画に開眼。それ以来、イタリアのルキノ・ヴィスコンティやマルコ・フェレーリ、パゾリーニの映画まで手を伸ばしていた時代もあった。東京を離れたので、フェリーニの映画は映画館での鑑賞はできなくなったのだが、「8 1/2」、「サテリコン」、「フェリーニのアマルコルド」、「フェリーニのローマ」までは、劇場の大スクリーンでフェリーニ・ワールドを堪能した。 . . . 本文を読む

日本占領史・戦後秘史再入門 矢部宏治の新著に関連して その1

2014年12月02日 | 戦後秘史・日本占領期
日本占領史・戦後秘史再入門  矢部宏治の『日本はなぜ、「基地」と「原発」を止められないのか』 集英社インターナショナル 2014 が売れている。大いに賛同できる。集英社インターナショナルの公式ブログでは、一部の書店では品切れで、3刷目が決定という。専門研究者ではおそらくタブーの文言が、これぞという場所に仕掛けられ、心底、合点がいくと唸ることしきり、久方ぶりの快著。 . . . 本文を読む