11月25日、21世紀に入ってから出た日本の史学研究者に読まれている歴史講座の二つ、歴史学研究会・日本史研究会編集の『日本史講座』第8巻 2005年、東京大学出版会と小路田泰直が「はじめに」、また岩波書店から出ている『岩波講座 日本歴史』 第15巻 2014年 で、吉田裕は「近現代史への招待」を書いている。ともに、上野千鶴子の論文・著作に触れている。いわゆる「言語論的転回」という視点をめぐる論評のことである。上野の序文にあたる「方法の問題」に書かれた文言に二人が触れている。 . . . 本文を読む
来年、2017年は、ロシア革命から100年、ゲバラが山中のイゲラ村で銃殺されて50年、そして2017ー2018年は、明治維新150年である。遠く過ぎ去った過去ともいえるが、まだ、150年に満たないともいえる。1968年朝日ジャーナルに連載された『ゲバラ日記』が収載されてから50年になろうとしているのだ。 . . . 本文を読む