アメリカ占領期から日本独立前後 世にも不思議な怪事件 菅生事件 その1 今を去ること53年前頃の話。九州・阿蘇山近くの村落で起きた怪事件。駐在派出所爆破の現行犯とされる男とその仲間、そして牛泥棒とされ逮捕された面々を捕らえてみたものの、犯行を拒否、裁判になっていく。なぜかその日、村から消えた人物が怪しいと事件記者が追求していくと、遠く東京の新宿のアパートに住む一人の男を発見、捕らえて白状させてみれば、何と犯人は現職の警察官だった! 驚愕の自作自演の犯罪があったのである。1952年6月2日深夜、独立間もない新生日本で起きていた事件なのだが、よく調査してみると、それぞれ別件で逮捕された人物の逮捕期日などを考えると、独立前より計画されていた左派撲滅作戦だったと考えられるのである。果たして当時、日本は三権分立の民主国家になろうとしていたのであろうか。早速その真相を暴露してしまった根の深い事件なのである。 . . . 本文を読む