野散 NOSAN 散種 野の鍵 贈与のカオスモス ラジオ・ヴォルテール

野散 のさん  野を開く鍵 贈与のカオスモス 散種 混沌ー宇宙 想像的・歴史的なもののジャンルなき収蔵庫をめざして 

本日の到着便 『史林』 特集 国境 90巻 1号 2007  史学研究会

2015年03月28日 | 初期国家・古代遊記
本日の到着便 『史林』 特集 国境 90巻 1号 2007  史学研究会しばらくの間ご無沙汰だった『史林』という雑誌、「国境」という特集を組んでいる。はやいもので、2007年の出版から8年も経過している。ここに含まれている論文が参考文献にたびたび掲載されているのでようやく入手することになった。地方では基幹となる図書館にある歴史雑誌は、『史学雑誌』 『日本歴史』『歴史評論』などに限られ、大阪から出している『日本史研究』や、京都大学のこの『史林』などは地方史扱いなのか、公共図書館で定期購読する気配もない。 . . . 本文を読む

 リンドン・H.ラルーシュ &EIR誌 太田龍 監訳 『獣人ネオコン徹底批判』 2004 成甲書房

2015年03月26日 | 帝国・帝国主義・軍産官報複合
 リンドン・H.ラルーシュ&EIR誌 太田龍 監訳 『獣人ネオコン徹底批判』 2004 成甲書房のこの本、題名からすると「トンデモ本」の類かと思い、長い間、刊行されるも、手に取らずにいたのだが、いざ読んで見ると、いくつかの解釈には、いろいろ注文したくなるところもある(ハン・アレントや、フランクフルト学派を、ニーチェ起源のドイツ権力志向のグループにひとくくりする点など)のだが、アメリカの政権内部に深く浸入しているネオコン論者の思想源流を考えるにはなかなか参考になる視点もあった。ヨーロッパで古くからあった寡頭政治家が政治をとるべしという権力思想が、アメリカの保守階層に深く支持されている現実と、さらに極めて有害で極端な全体主義思想が、新しい衣装で偽装されている事実である。いわゆるシナルキズムが存在しているという警告である。 . . . 本文を読む

柄谷行人 中上健次 対談 評論 『小林秀雄をこえて 』 1979 河出書房

2015年03月23日 | 柄谷行人
3.11の震災後、一部は本棚、一部は段ボールに押し込まれ、ずっと柄谷行人の著作はバラバラのままだった。震災後、その全部ではないが、柄谷行人の本がみつかったものは、近くに寄せていたのだ。もっとほかにもあるはずであるが、手前にまた現在の関心事の本に隠れ、再び失念し、忘却してしまうので、次なる本が到着する前に柄谷行人の本のいくつかをメモしておこうと思う。今回は、中上健次 対談 評論 『小林秀雄をこえて 』 河出書房 1979年  . . . 本文を読む

『近代日本総合年表』『近代日本戦争史事典』『日本戦争ハンドブック』の年表にみる紛争・海外派兵・戦争

2015年03月14日 | 帝国・帝国主義・軍産官報複合
2015年2月27日(金)の 「マスコミに載らない海外記事」ブログに、WashingtonsBlog 2015年2月23日の翻訳記事があった。「アメリカは、その歴史のうち93% - 1776年以来の、239年中、222年間が戦争」というものである。衝撃的なものであった。では、我が日本、敗戦後の時期を除いて、明治維新以降、軍事大国へまっしぐら。どのくらいの頻度で、日本は海外派兵、紛争、戦争に関わる年があったのだろうか。『近代日本総合年表』『近代日本戦争史事典』『日本戦争ハンドブック』から抜き出してみよう。 . . . 本文を読む

『アメリカン・ドリームという悪夢  建国神話の偽善と二つの原罪』 藤永茂 三交社2010

2015年03月06日 | 帝国・帝国主義・軍産官報複合
『アメリカン・ドリームという悪夢  建国神話の偽善と二つの原罪』 藤永茂 三交社 2010を読む 「世界史上「アメリカ」という試みは、一つの巨大な間違いではなかったか」 「ブッシュのアメリカが「逸脱」していたのではなく、建国以来230年余、アメリカにデモクラシーなど存在しなかった。インディアン虐殺と、黒人奴隷制のトラウマをつぶさに検証する。 金融経済、アフガニスタン軍事行動、医療保険制度、オバマの選挙公約は何一つ「チェンジ」しないままである。 軍・財・産複合体を構成するプルトクラシー(富裕階級支配)が、演出した、オバマ・ブランドの罪根は深い。」 この本の刊行年は、2010年3月、オバマが就任してから、1期目の1年がすぎた頃の著である。現在2015年の3月であるから、2期目の任期も2年を切っているが、この時点で、オバマ政権の功罪を検証するわけにはいかないだろうが、ここで記された痛烈なアメリカ批判は、ほとんど訂正を要しないのでないかと考えられるのである。 . . . 本文を読む

『テロ帝国アメリカは21世紀に耐えられない』の著者 桜井春彦の最近のブログ記事に関連して

2015年03月03日 | 帝国・帝国主義・軍産官報複合
『テロ帝国アメリカは21世紀に耐えられない』の著者 桜井春彦の最近のブログ記事のことに関連して その 2ー1再び動き出した南米ベネズエラのクーデター未遂事件のこと . . . 本文を読む