野散 NOSAN 散種 野の鍵 贈与のカオスモス ラジオ・ヴォルテール

野散 のさん  野を開く鍵 贈与のカオスモス 散種 混沌ー宇宙 想像的・歴史的なもののジャンルなき収蔵庫をめざして 

詩人 飯島耕一さん

2013年10月27日 | 現代詩人
10月23日の朝日新聞朝刊に詩人飯島耕一さん死去の記事が掲載されていた。1960末~1970年代前半の学生時代の頃読んでいた『現代詩手帖』や『ユリイカ』の常連で、毎年の現代詩のアンソロジーには必ずといっていいくらい顔をだしていた。大岡信らとシュルレアリスムの研究会をたちあげ、フランス文学や、美術関係の翻訳もある。 . . . 本文を読む

もう一つの911 チリ・クーデターから40年 ピノチェトによるアジェンデ政権転覆と犠牲者家族の告発

2013年10月22日 | 中南米・カリブ海・キューバ革命・ゲバラ
もうひとつの911 チリ・クーデター ピノチェトによるアジェンデ政権転覆による犠牲者の告発まだおわらないチリの911 デモクラシー・ナウ ジャパン 新着記事の紹介 . . . 本文を読む

孫崎享 『戦後史の正体』 『アメリカに潰された政治家たち』 『日米同盟の正体』  その1

2013年10月19日 | ジャーナリズム 大森実 ・孫崎
孫崎享の本を3冊。2009年に『日米同盟の正体』講談社 を読んだ。大使まで務めた人で、アメリカにこれだけのことを言える人は稀。日本の情報畑で長年見聞し、一般人の入手し得ない情報に触れてきていたはず。公職を辞し、一気に胸に溜まっていたものを出すとこのような本になるのだろう。「対米従属」という、占領以後日本に蔓延している深い病をどうしたらよいのか、学者さんたちが書く日本外交史にはない、知見も得られる。 . . . 本文を読む

南北アメリカ史再入門 の入門 入り口はあるのか  その1

2013年10月04日 | 中南米・カリブ海・キューバ革命・ゲバラ
2009年頃に『アメリカ史研究入門』を書店の新刊書コーナーで見かけ、退職後の世界史の再入門の参考資料にしようと買っていたのだが、ようやく、震災後の本の片付けが少し進み、バラバラだった本もまとまりができてきた。1980年代後半くらいから、90年代初頭までは、ぽつぽつアメリカ史の本とか、翻訳のあるボルヘスの小説などを読んでいたのだが。湾岸戦争以降、「怒り心頭に発した」といおうか、かくも世界の警察を自認する傲慢さはアメリカの歴史的形成そのものに何か起因するのか、とても気になっていた。気になるどころか、暴発の火の粉もかぶる気配すら出てきた。いやおうもなくアメリカ精神形成の不思議さと暴力に向き合わざるを得ない。 . . . 本文を読む

本日の到着便 松川事件の真相解明の手がかりは、『ベトナム秘密報告』にあった

2013年10月02日 | 戦後秘史・日本占領期
本日の到着便 松川事件の真相解明の手がかりは、『ベトナム秘密報告』にあった。この夏古い友人に会う機会があり、ふとしたことから、松川事件の話になり、福島大学の伊部正之の『松川裁判からいま、何を学ぶか』2009年岩波書店 などの話をするうち、松川事件の裁判の弁護にも係わった松本善明が、松川事件に関する本を出していることを知った。仲間たちの語らいだったので、松川事件のことはその時深入りしなかったのだが。後日、松本善明の新著のことが気になり、ネットで、検索したところ、新著は、国防総省の秘密報告から日本のCIA工作班について触れていることが分かり、急遽本を入手した。 . . . 本文を読む